プロトタイピングワークショップの実施報告
8月3日、SkiiMa吉祥寺で特別なワークショップが行われました。このイベントでは、参加者が自らの手を使い、卓上サイズのコミュニケーションロボットを制作するというユニークな体験が提供されました。その目的は「手を動かして考えるマインド」を育むこと。参加者たちは、通常のブレインストーミングとは異なるアプローチでアイデアを形にする楽しさを実体験しました。
参加者と制作プロセスの概要
このワークショップには、6人の社会人と1人の中学生が参加しました。参加者は最初にレゴを使用し、コミュニケーションロボットのアイデアを発想しました。手を使って形を作り出すことで、自然と新しいアイデアが生まれ、そして具体的なプロトタイプが完成していきました。
参加者同士での簡単なプレゼンテーションも実施され、そこでは得たフィードバックを基にアイデアをブラッシュアップ。プロトタイプは電子工作のためのマイコンやスチレンボード、粘土などを活用してより具体化されました。
ワークショップの流れ
ワークショップは、まずレゴを使ってアイデアを出すところから始まりました。参加者は、考えを形にすることで創造的な発想を促す体験をしました。一般的には付箋を使ったブレインストーミングが行われますが、今回はあえて形を先に作るアプローチを取り入れました。これにより、参加者は自分のアイデアを直感的に表現することができました。
アイデアの発展には、他の参加者へのプレゼンが重要な役割を果たしました。自分のプロトタイプを他者に説明することで、内面的な思考を深める助けとなり、またフィードバックを通じてさらなる改良のヒントを得ることができました。
フィードバックを基に、参加者はアイデアをさらに構築し、いよいよマイコンと工作道具を使用してプロトタイプを進化させていきます。この過程では、M5Stackという新型のマイコンを使い、無線機能やセンサーなどのインタラクションを持たせることに挑戦しました。
発表と未来への展望
最後に、参加者たちは自分たちの完成したプロトタイプを発表しました。初めて考えたテーマにも関わらず、まるで長い間プロジェクトに取り組んでいたかのような、充実した発表となりました。このようなプロトタイピングを行うと、実際のビジネスシーンにも大きな気づきを与え、時にはモチベーションを高める手助けにもなります。
今回のワークショップを振り返り、「手を動かして考えること」の重要性を再確認しました。このような実践を通じて、多くの人が創造力を高め、アイデアへの情熱を持つことができると強く思いました。今後も、このアプローチを基にしたワークショップの開催を続けていく予定です。興味のある方はぜひご連絡ください。
S&D Prototypingとは
S&D Prototypingは、東京・武蔵野市吉祥寺に本社を置く企業で、プロトタイピングに特化したサービスを提供しています。私たちのビジョンは、誰もがものづくりを通して未来を切り開いていけるような社会を目指すこと。プロトタイピング研究、コンサルティング、各種支援を通じて、新規事業やサービスを迅速に構築することが得意です。興味のある方は、ぜひお問い合わせください。