福岡で進化する酒造り
株式会社天郷醸造所が、2025年11月14日に株式会社Fusicとの戦略的パートナーシップを発表しました。この資本提携により、両社はそれぞれの強みを活かしながら、酒造りの革新を目指します。
資本提携の背景
天郷醸造所は、福岡県田川郡福智町の豊かなリソースを活かした酒造りを行っており、地域の文化を守りつつも新しい価値を提供することに焦点を当てています。Fusic社は、クラウド技術やAI、IoTシステムの開発に取り組んでおり、その技術力を活かすことで、酒造りのプロセスを効率的に進めることが可能です。
この提携は、商品の生産過程や品質管理を革新し、デジタル施策を通じた新たな顧客体験を創出するための重要な一歩と位置づけられています。また、世界中での日本酒の需要が高まる中、海外市場への展開を加速させるとのことです。
Fusic社について
Fusic社は「驚きの角度から世の中をアップデートしつづける」という理念を掲げ、地域の伝統産業を活性化するための技術導入を重要視しています。今回の提携は、その理念に基づいた具体的な実践の一環です。
今後の展望
今後は、Fusic社の支援を得てデジタル技術を導入し、製造工程の省力化やNFCタグを利用した新たな顧客体験を提供する計画です。これにより、伝統と革新の融合を実現し、酒造りの新しい形を確立します。
これまで天郷醸造所が展開してきた主力ブランド「在る 宵」(あるよい)の初弾商品である「天郷 -Amanosato-」は、2025年10月1日に予約販売を開始し、販売2週間で完売しました。このタイミングでの資本提携により、今後はより多くの顧客にその魅力を届けられることが期待されています。
天郷醸造所について
天郷醸造所は2023年に設立され、地域資源を活用した新たな価値創造に取り組む醸造会社です。創業者の中山雄介氏は地元福智町出身で、業界での豊富な経験を基に、地域に根ざした新たな酒文化の創出を目指しています。特に、地場の米や果物、ハーブを使用した独自の製造プロセスが注目されています。
また、天郷醸造所の公式販売サイトでは、11月14日から新たな商品「寒夜」の予約販売も開始予定です。今後の動向が非常に楽しみです。
興味のある方は、ぜひ公式HPや販売サイトを訪れて、新たな酒造りの挑戦に触れてみてください。