阪神淡路大震災から30年を迎えて
2025年、阪神淡路大震災から30年の節目を迎えるにあたり、東京都板橋区では防災講演会「みんなで考える防災~阪神・淡路大震災から30年~」が開催されます。このイベントは、私たちが過去の震災から学び、今後の防災対策を考える絶好の機会です。
震災の歴史を振り返る
阪神淡路大震災は、1995年1月17日に発生しました。この震災により、広範囲で甚大な被害がもたらされ、数多くの人命が失われました。この痛ましい経験から、私たちは自助・共助の重要性を学びました。
震災が発生すると、公的な支援には限界が生じるため、地域住民同士の助け合いが不可欠です。実際に、阪神淡路大震災や東日本大震災時でも、地域コミュニティの結束が多くの命を救いました。いかにしてこの教訓を実生活に活かせるかが今後の課題です。
防災講演会の詳細
この講演会は、令和7年2月15日(土)の10時から12時まで、板橋区立文化会館の大ホールで開催されます。開場は9時10分となっており、参加は先着順で無料です。対象者は特に制限なく、誰でも参加できます。
特別講師として、北淡震災記念公園の総支配人である米山正幸氏をお招きし、震災時の体験談や、地域コミュニケーションの重要性、そして地震への備えについて多様な視点からお話いただきます。
米山氏のプロフィール
米山正幸氏は、当時29歳で阪神淡路大震災に被災し、発災後すぐに富島消防団員として救助活動に従事しました。その後、震災の記憶を語り継ぐ「語りべ」として多くの講演を行っており、地域の防災力向上に貢献しています。彼の生の体験は、参加者にとって防災への意識を高める貴重な機会となるでしょう。
参加を通じて得られるもの
この講演会からは、参加者一人一人が自助と共助の精神を再認識し、地震に備えるための具体的な行動を見出すことができるでしょう。日常的な備えがいかに重要であるかを実感し、地域の絆を深める良い機会になると期待されています。
防災の重要性を理解し、未来の災害に向けた備えを進めるために、ぜひ足を運んでみてください。より多くの人々が集まることで、地域の防災意識がさらに高まることを願っています。
お問い合わせ
興味がある方は、板橋区地域防災支援課消防防災担当(電話:3579-2158)にお問い合わせください。
このイベントは、板橋消防署第十方面支部の消防団幹部研修会の一環として実施されます。皆様の参加をお待ちしています!