オークネット中古車市場
2024-09-20 15:19:29

オークネットが発表した2024年8月の中古車市場動向について

オークネットが発表した2024年8月の中古車市場動向



2024年8月、オークネットが公開した「中古車市場価格指数」によると、日本の中古車市場における価格動向が明らかになりました。これまでの中古車の取引価格は平均値が多く引用されてきましたが、平均価格だけでは取引車両の質の変化や物価動向を的確に反映できないという課題がありました。

このような背景のもと、オークネットは東京大学エコノミックコンサルティング(UTEcon)と協力して新たに「リユース流通価格指数」を開発しました。この指数は、年間40万台以上におよぶ会員の流通データを基に、さまざまな中古車の属性を統計モデルに組み込むことで、日本の中古車市場における価格の実態を客観的に把握できる仕組みです。毎月20日を目安に最新のレポートが発表されます。

2024年8月の中古車市場価格指数



2024年8月の「中古車市場価格指数」は、2008年7月を基準とすると2.272となり、前月の2.281から0.008の減少を示しました。つまり、0.36%の減少です。また、同じく算出された「平均取引価格」も2008年7月を基準にすると1.397と、前月の1.493から0.096減少し、6.45%下落しました。具体的には、7月の平均価格が約92万2,977円に対して、8月は約86万3,457円という結果となっています。

この情報から考察されるのは、中古車の需要が減少しており、これが相場の下落や平均価格の減少に影響を与えているということです。ボディタイプ別の傾向を見てみると、SUVの価格指数は0.41%の上昇を見せた一方で、コンパクトカー、ミニバン、ラグジュアリーカー、バン・トラックといった他の車種は下落傾向にあります。

オークネット循環型流通ラボの役割



オークネットは1985年からリアルタイムの中古車オンラインオークション事業を運営しており、35年以上の歴史を持つ企業です。「オークネット循環型流通ラボ」は、こうした経験を基に2022年に設立された社内研究機関であり、UTEconとの密接な連携を通じて流通市場の可能性を探求しています。

「循環型流通」というテーマの下、持続可能な社会づくりを目指して、オークネットは自社のサステナビリティポリシーを積極的に実践。価値ある商品を求める人々と結びつけるために、信頼性の高い情報発信に努めています。

UTEconの専門性



UTEconは、経済学、会計学、マーケティングなど、多岐にわたる専門知識を有するエキスパート集団です。需要予測や価格戦略、政策評価に関するコンサルティングを提供し、実学に基づく研究も行っています。彼らの知見を取り入れた「中古車市場価格指数」は、今後の市場動向を把握する上で非常に重要なツールとなるでしょう。

今後の展望



オークネットの循環型流通ラボは、持続可能な社会の実現に向け、臨機応変な市場環境に適応した研究と情報発信を行っていく予定です。今後も毎月更新される「中古車市場価格指数」の分析を通じて、中古車市場の全体像を把握し、消費者や業者にとって有益な情報を提供していく考えです。


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会社情報

会社名
株式会社オークネット
住所
東京都港区北青山2-5-8青山OMスクエア 8F
電話番号
03-6440-2500

トピックス(経済)

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