AI Build SaaS合同会社が発表した新たなSaaS構築プラットフォーム
2026年2月19日、東京都渋谷区に本社を置くAI Build SaaS合同会社が、新たな統合プラットフォーム「AIBuildSaaS(ABS)」を正式にリリースしました。このサービスは、AIを活用したSaaSビジネスの構築から運用までを一貫してサポートします。再生産型のサブスクリプションモデルに対抗し、買い切り型の料金体系を採用することで、特に中小企業にとって魅力的な選択肢とされています。
SaaS市場の拡大とその背景
国内のSaaS市場は2029年において3.4兆円に達し、生成AI市場は2028年には1.7兆円に成長すると見込まれています。この流れに伴い、AIとSaaSの接点となる新たなビジネスチャンスが生まれており、ABSはその中で重要な役割を果たすことを目指しています。しかし、従来の体制でAI SaaSを構築しようとすると、多くのツールを組み合わせる必要があり、開発のハードルが非常に高いという課題がありました。
取り組みの特徴
1. 買い切り制の導入
ABSは、顧客が初期投資を行うことでプラットフォームの中心機能を購入し、以降の月々の固定費を抑えることができるという特徴を持っています。「サブスク疲れ」と呼ばれる問題を解決し、持続可能なAIビジネスの運営を可能にします。
2. ワンストップでの支援
開発工具だけでなく、ビジネス設計から運用開始までを一貫して支援します。これにより、従来の分断された外注構造を一元化し、業務の効率化を図ります。
3. AIモデルの視覚的比較とテスト
「AI Model Selector」機能を搭載し、主要なAIプロバイダーのモデルを視覚的にまとめて比較。これにより、ユーザーは直感的な操作で最適なAIモデルを選定できます。
4. インテリジェントなコスト最適化
AI SaaS運用の際に重要な要素であるコスト管理を「Smart Routing Engine」で実現。クライアントのリクエストに応じて最適なモデルへ自動的に振り分け、コストの最大85%削減を可能にします。
技術基盤とアーキテクチャ
ABSは、「AI Control Plane」「Audit Engine」「FinOps」という三つのレイヤーから構成されています。AI Control Planeは各プロバイダーへのリクエストを一元管理し、Audit Engineは透明性を確保します。また、FinOpsは運用コストのリアルタイム見える化を行い、AI投資の効果を明確にします。
対象ユーザーとユースケース
ABSは、多様な業種や規模の事業者に適用可能で、新たにAI SaaS事業を立ち上げたい起業家や、既存のSaaSプロダクトにAI機能を追加したい中小企業のプロダクトマネージャーにとっても価値あるツールです。個人開発者にとっても、プロトタイプを本格的な製品へと昇格させるための強力な手段となります。
市場と今後の展望
今後、2026年に向けて、ABSは機能を段階的に拡張する計画です。AIモデル選定やコスト管理に加え、自然言語による指示から自動的にアプリケーションを生成する機能なども開発中です。また、グローバル展開としては東南アジアを皮切りに進める意向です。
代表のコメント
「優れたビジネスアイデアを持つ事業者が多くいますが、技術的な壁がそれを実現するチャンスを奪っています。ABSはその壁を取り払い、アイデアを形にするお手伝いをします。」と代表は述べています。
サービス概要
対応AIプロバイダー
OpenAI / Anthropic(Claude) / Google(Gemini) / xAI(Grok) / Perplexity
対応モデル数: 5社18モデル(順次拡大予定)
会社概要