NTT西日本が厚生労働大臣賞を受賞
西日本電信電話株式会社、通称NTT西日本は、厚生労働省が主催する「グッドキャリア企業アワード2024」において、大賞(厚生労働大臣表彰)を受賞しました。これは、同社が従業員のキャリア形成を支援するために行っている先進的な取り組みが評価された結果です。
グッドキャリア企業アワードとは?
このアワードは、企業の自律的なキャリア形成の支援について、特に模範的な取り組みを行っている企業を表彰し、その成果を広く社会に広めることを目的にしています。政府が主導で実施するこの賞は、企業における働き方改革の重要性を強調しています。
大賞受賞の評価ポイント
審査委員会は、NTT西日本が提示した自律的キャリア開発の支援戦略を高く評価しました。具体的には、社内のダブルワーク制度を活用したキャリア相談窓口の設置や、「知る、相談する、学ぶ、挑戦する」といった理念のもと多岐にわたる職業支援プログラムを展開している点が特に注目されました。
受賞に至った具体的な取り組みは以下の通りです。
1.
社長の全30支店訪問
NTT西日本の社長は、全支店を訪れ、経営戦略やキャリア支援策について直接コミュニケーションを取りました。また、社内アンケートから得た「キャリアの描き方がわからない」という声を受けて、様々な支援策を充実させるための方向性を定めました。
2.
情報提供と能力向上プログラム
従業員の能力向上やリーダーシップ強化を目的として、ポータルサイトを通じた情報提供や越境型研修を実施しています。この取り組みは、非正規雇用社員を含む全従業員が目標設定シートを使用することで新たな挑戦を評価する仕組みも整備されています。
3.
キャリア相談窓口の設置
キャリア相談窓口は、グループ企業の全社員が利用できるよう設計されており、社内ダブルワーク制度を通じて募集したキャリアコンサルタントが対応します。この窓口の開設からわずか15ヶ月で860件の相談が寄せられ、社員からの要望や相談傾向を新たな取り組みへと反映させています。
今後の展望
NTT西日本グループは、今後も従業員のキャリア形成支援に一層注力し、職場環境の向上と多様な働き方を推進することで、社員が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう全力でサポートしていきます。同社は、持続可能な成長と発展を目指して様々な取り組みを行う意向を示しています。
最後に、ニュースリリースに含まれる情報は、発表当時のものであり、変更される可能性がありますのでご留意ください。