神戸市外国語大学が、戦争の記憶継承をテーマにしたイベント「ヒロシマを伝えるということ~Z世代が考える平和~」を開催します。
このイベントでは、戦争に関するドキュメンタリー映画の上映と、映画や漫画を通して戦争体験を伝える活動を行うゲストを招いたパネルディスカッションを実施。現代社会において、戦争の記憶をどのように語り継いでいくのか、Z世代の視点から考察を深めます。
上映される映画は、広島と長崎の原爆投下を描いたドキュメンタリー映画『ヒロシマナガサキ』。当時の様子や被爆者の証言を通して、戦争の残酷さと平和の大切さを改めて考えさせられる作品です。
パネルディスカッションでは、映画製作者のデイジー・岡崎氏と漫画家の菅田薫氏をゲストに迎え、戦争体験をどのように表現し、次世代に伝えていくのかについて意見交換を行います。岡崎氏は、アメリカからの留学生で、高校時代に広島を訪れた経験をきっかけに、原爆投下に関する記事を執筆しました。一方、菅田氏は、被爆者である祖父が書いた手記にイラストや漫画を加えた冊子を制作し、戦争体験をより多くの人に伝える活動をしています。
さらに、モデレーターには、父親の遺品を通して戦争体験をたどる動画を制作し、2世として戦争体験を伝える活動を続けている杉山精一氏(元神戸市外国語大学総合文化コース准教授)が務めます。
今回のイベントは、戦争の記憶を風化させない、そして平和な未来を築くために、私たち一人ひとりが何をできるのかを考える貴重な機会です。映画や漫画を通して、戦争の真実を知り、平和の大切さを再認識しましょう。
イベントは無料で、どなたでも参加できます。申込は不要です。戦争に関心のある方はぜひご参加ください。