アクティアとアリババクラウドが結ぶDX推進の新たな海原

アクティアとアリババクラウドの戦略的提携

2024年5月24日、アクティア株式会社とアリババクラウドは、フランスのパリで戦略的パートナーシップに関する覚書（MOU）を締結しました。この提携は、日本を含むアジア太平洋地域における新規事業の創出やデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進するためのものです。両社は、クライアントが抱える課題を解決し、効果的な施策を実現するために協力します。

協業の背景

現代のビジネス環境において、多くの企業は新規事業やDXを進める際に、必要な情報や経験が不足していることが課題となっています。特に、単なる技術的な概念実証（PoC）に留まってしまい、本来の目的であるDXの活用が進まないケースが散見されます。

さらに、多くの企業は自身の業務には精通していても、企画からサービス開発、運営に至るまでを支援してくれるパートナーが不足しているため、スピーディーに新規事業を立ち上げることが難しい状況です。このような背景から、アクティアとアリババクラウドは、包括的なソリューションを提供し、クライアントのビジネスを加速させるためのパートナーシップを結ぶこととなりました。

戦略的パートナーシップの概要

この提携により、アクティアとアリババクラウドは以下の領域で協力し、クライアントをワンストップで支援します。

1. 新規事業とDXにおける協力
両社は、新規事業およびDXに関連する取り組みを共同で推進し、効果的な施策を立案し実行します。

2. 共同での事業企画
アクティアが事業企画の検討と作成をサポートし、アリババクラウドはAIなどの最新技術に関するノウハウを提供。この知見を元に、より実現可能な企画を作成します。

3. Proof of Concept（PoC）の設計と実行
アクティアはPoCの設計とその実行をサポートし、アリババクラウドは必要なリソースを提供します。これにより、新規事業の検証を円滑に進めることが可能です。

4. 商用サービスの設計と構築
事業計画やPoCの成果を基に、アクティアが事業設計を担当し、アリババクラウドは尖った技術を提供します。これにより、しっかりとした商用サービスの立ち上げが期待されます。

5. サービスの運営と拡張支援
事業が商用化された後も、アクティアは運営支援を行い、アリババクラウドは安定したサービス基盤を提供します。

それぞれの企業について

アクティア株式会社は、クライアントとの協創を重視し、新たなビジネスの創出に取り組むビジネスインキュベーションファームです。戦略の立案やプラットフォームの開発において卓越したスキルを持ち、新市場でのビジネス確立をサポートします。

一方、アリババクラウドは、最新のデジタルテクノロジーを駆使し、クラウドサービスを提供する世界的なリーダーです。さまざまなクラウドソリューションを展開し、常に進化を続けています。