ドローン遠隔点検成功
2025-06-27 14:12:18

NTTコミュニケーションズがドローンでの遠隔点検技術を実証

NTTコミュニケーションズが進めるドローン技術


NTTコミュニケーションズ株式会社は、独立行政法人水資源機構が管理する長良川河口堰において、新たなドローンの遠隔点検技術を実証しました。使用したのは、ドローンポート「Skydio Dock for X10」と「Starlink Business」です。これにより、約300Km離れた東京の事務所から完全無人でのレベル3.5飛行が実現され、災害時における迅速な施設点検が可能となりました。

実証実験の背景


自然災害が発生すると、ダムやその他の治水施設での安全確認が急務です。今後、南海トラフ地震などの大規模災害が予想される中、現地に足を運べない状況でも、速やかに施設の状態を確認したいというニーズが高まっています。そこで、NTT Comは Starlink Businessを導入し、十分な通信環境が整わないことを想定した実証を行ったのです。

実証の具体的な内容


実証は、長良川河口堰で行われました。Skydio Dock for X10の特徴である自動充電機能や遠隔操作機能を活用し、完全無人での運用が実現しました。これにより、Skydio X10は目視内飛行も含めて総飛行距離37kmを達成。東京の事務所からの飛行指示で現地監視が行われ、遠隔地からの点検の有用性が確認されました。

今後の展望


今後、NTT Comはドローンの完全無人飛行による公共インフラでの実運用を推進していきます。社会実装を見据え、顧客が自ら遠隔操縦や無人巡回を行えるよう支援体制を整えます。これにより、人手不足という課題を抱える企業に対して、自律飛行による安心安全な運用を提供します。

2025年の夏には、LTE上空利用プランの提供も控えており、パケット優先制御機能を活用することで、安定した映像品質の確保を目指します。

NTTグループの今後の方向性


NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、NTTグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。企業と地域が持続的に成長できる自律分散型社会の実現を目指し、新たな価値を創出するための取り組みを続けます。また、NTTグループは、宇宙関連ビジネスにも取り組んでおり、社会へのソリューション提供を通じて宇宙ビジネスの拡大を図っています。

まとめ


この実証により、高度なドローン技術を駆使した災害対応の可能性が広がりました。今後の展開が非常に楽しみです。ドローンによる迅速な点検が可能になれば、我々の安全を守る手段としての重要性が増すことでしょう。NTTコミュニケーションズは、この先も技術革新を通じて社会の課題解決に取り組んでいく姿勢を示しています。


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会社情報

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