リブーン新サービス
2024-05-07 10:00:02
循環型サステナブルファッションの実現へ、リブーンが新サービス開始
オンラインクリーニングでサステナブルファッションを実現
長崎県出島の社会課題解決に取り組むスタートアップ、株式会社リブーンは、2024年5月7日から新たに「オンラインクリーニングを起点としたサーキュラー型のサステナブルファッションサービス」をスタートします。このサービスは、従来のクリーニングに近代的なアプローチを加え、衣類を大切にしながら環境にも配慮した仕組みを提供します。
サステナブルファッションサービスの背景
昨今、環境問題や資源の枯渇が深刻化する中、衣類の大量生産と廃棄が問題視されています。日本では年間約80万トンの衣類が新規に供給され、そのうち約50万トンが廃棄されているとされています。この現状は、ファストファッションの影響で「大量に服を買い、少し着ては捨てる」という消費パターンが根付いてしまったためです。
リブーンはこうした課題を克服するため、オンラインクリーニングサービスを通じて「作りすぎ、買いすぎ、捨てすぎ」という問題を解決することを目指しています。具体的な施策として、データを駆使し、消費者が欲しい服をアパレル企業が適切に供給でき、さらに必要のなくなった衣類を他者に譲る仕組みを整備します。これにより、衣類のライフサイクルを延ばし、廃棄物を減少させる循環型のエコシステムを構築することを計画しています。
クリーニングデータの価値
リブーンの新サービスの要は、AI技術を使用した衣類クリーニングデータの分析です。これにより、アパレル企業やリユース企業との連携を強化し、衣類の価値を最大限に引き出すことが可能となります。例えば、衣類の使用頻度やクリーニングの必要性をデータで可視化することで、消費者も手放すべきかどうかを判断しやすくなります。この新しいプラットフォームを通じて、必要な時に清潔な衣類が供給される仕組みを整え、サステナブルファッションを推進することが期待されています。
新たなアプリの特徴
リブーンが開発したオンラインクリーニングアプリは、Shopifyと連動しています。これにより、ユーザーは自宅にいながら高品質なクリーニングを依頼することができます。アプリでは、日常使いができる「デイリーコース」や、季節ごとの衣替えに対応した「シーズナリーコース」など、様々なプランを用意しています。
また、「オカエシ」コースという、クリーニング後の衣類を一時預かりするサービスや、季節まで衣類を保管してくれる「オアズケ」コースも取り入れています。これにより新しい服を買うために古い服を捨てるのではなく、リブーンに預ける選択肢を提供します。
スムーズな利用と初回キャンペーン
購入からクリーニング依頼までの流れは、アプリ内で簡単に追跡可能で、衣類の状況がひと目でわかるような仕組みを構築しています。初回利用キャンペーンも行っており、2024年5月末までに初めてサービスを利用した方には、次回に使える30%オフクーポンが配布されます。これからの利用が楽しみです。
会社のビジョン
リブーンは、未来の子供たちのために「服を着る楽しみ」を伝えていきたいと考えています。また、環境省や経済産業省と協力し、サステナブルなファッション促進の活動にも取り組んでいく方針です。資源を大切にし、環境への負荷を低減するため、持続可能な社会の実現を目指していきます。
リブーンの取り組みは、ただのクリーニングサービスに留まらず、衣類の価値を再定義する試みと言えるでしょう。今後の展開に期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社リブーン
- 住所
- 長崎県長崎市出島町2-11出島交流会館8階
- 電話番号
-
050-6866-2632