新たな視点から見るFinTech業界
株式会社xenodata lab.が開発した経済予測プラットフォーム「xenoBrain」は、最近FinTech業界に関する複雑な市場動向をひと目で理解できる「カオスマップ」を発表しました。このマップは、497社におよぶ国内のFinTech企業を分析し、19の異なる技術・製品分野に整理して視覚的に表示しています。これにより、業界の市場規模や企業のポジショニングが直感的に把握できるので、投資判断や戦略の立案に大いに役立つことでしょう。
カオスマップの目的と特長
このカオスマップの最大の特徴は、ユーザーが自身のニーズに基づいて情報を素早く検索し、理解できることです。面積の大きさは各企業の市場規模を表しており、特定の業界セグメントがどのように発展しているのか、またはどれだけのシェアを持っているのかを視覚的に示します。通常、FinTech分野は参入障壁が高く、情報の収集が難しいものですが、このカオスマップがあれば、最新の市場動向を容易に把握できるでしょう。
日本のFinTech市場の成長予測
xenoBrainの分析によると、日本におけるFinTech市場は、現在の6,286億円から5年後には16,109億円へと成長する見込みです。この成長を支える要因は、AI技術と結びついた次世代の決済サービスの進化、加えて社会全体のキャッシュレス化が進んでいることにあります。
政府も「デジタル田園都市国家構想」や「Society 5.0」戦略を掲げて、デジタル革新を推進。金融庁では、規制サンドボックス制度を導入し、新たな金融サービスの試行を支援しています。これにより新たなサービス誕生の場が生まれ、FinTech企業の参入が促進されることでしょう。
情報の可視化と市場分析
カオスマップでは、以下のような分野に分類されます:
1.
次世代決済サービス
- キャッシュレス決済
- 後払い決済サービス
- その他の次世代決済サービス
2.
金融機関向けFinTechサービス
- FaaS
- 金融データ連携プラットフォーム
3.
クラウドファンディング
- ソーシャルレンディング
4.
与信・ローン関連サービス
5.
個人資産運用
- オンラインFP相談サービス
- ロボアドバイザー
6.
個人財務管理
- 家計簿アプリ
7.
暗号資産関連サービス
- マイニングサービス
各分野の市場構造と主要企業のポジショニングが整理されているので、業界内のトレンドや競合状況を把握しやすいように設計されています。
DeepTech/X-Tech業界に関する未来予測
xenoBrainでは、FinTechに限らず、40のX-Tech業界と15のDeepTech業界の市場予測レポートも無料で公開しています。興味ある方は、専用のページから資料をダウンロードできます。
xenoBrainとは
経済予測プラットフォーム「xenoBrain」は、大量の情報を独自のAIで分析し、企業の業績や市場の需要を予測します。帝国データバンクやダウジョーンズと提携し、豊富な経済データを利用して、高精度な予測を行い、ビジネスの意思決定を支援する役割を果たしています。
詳細な情報は公式サイトでご確認ください:
xenoBrain
株式会社xenodata lab.の紹介
- - 会社名: 株式会社xenodata lab.
- - 本社所在地: 東京都台東区東上野3-10-4
- - 設立年月日: 2016年2月12日
- - 代表者: 関洋二郎
お問い合わせは、広報担当までメールでどうぞ:
[email protected]