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ダイビル株式会社がロンドンに新たな拠点を開設

ダイビル株式会社（社長：丸山卓）は、英国現地法人であるDaibiru UK Limitedを通じて、ロンドン・シティに位置するオフィス及び商業ビル「Capital House」の100%持分を取得したことを発表しました。この取得は、約320億円の規模で行われるもので、ダイビルにとって初の英国進出となります。

立地の魅力と環境性能

本物件は、ロンドンの金融街であるシティの中心に位置しており、Bank駅からわずか徒歩1分という非常に便利な立地にあります。Bank駅は主要な地下鉄の3路線が交差する点であり、交通利便性が高いことから、多くの著名な金融機関が周辺に拠点を置いています。また、本物件は2021年から大規模な改修が実施され、環境性能も大幅に向上しています。環境認証においては、EPCでBランク（最高位はA）、さらにBREEAMでExcellentを取得予定です。これにより、企業の社会的責任にも適した物件として注目されています。

海外市場への進出

ダイビルは「ダイビルグループ中長期経営計画2035「BUILD NEXT.’」」の中で、海外事業戦略を重要な柱の一つに掲げており、新たな投資国への進出を目指しています。本物件の取得は、この戦略の実現に繋がっており、英国はベトナム、豪州、米国、インドに続く5か国目の海外進出地となります。ロンドンのオフィスマーケットは、高い流動性と透明性を誇り、Brexitを経ても国際金融センターとしての地位を維持しています。このため、ダイビルは本物件を海外事業の中で重要な資産と位置付け、商船三井グループの安定した利益創出に寄与することを目指します。

物件の詳細

「Capital House」の概要は以下の通りです：

• - 物件名: Capital House
• - 所在地: 85 King William Street, London, EC4
• - 竣工年: 2003年（リニューアル工事済）
• - 敷地面積: 約1,970㎡（21,170sq ft）
• - 貸床面積: 約11,300㎡（121,489sq ft）
• - 階数: 地上9階、地下2階

この新たな拠点の設立により、ダイビルはグローバルな視野を持って事業を展開し、今後も海外市場への積極的なアプローチを続けていく意向です。

未来へのビジョン

ダイビルは、商船三井グループの強力なネットワークを活用し、さらに先進的なビジネス戦略を展開することで、将来的には他の国への進出も視野に入れた拡大を目指しています。「Capital House」はその第一歩となるでしょう。今後の展開に期待が高まります。

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