八十二銀行が地方企業支援のため「matchbox」と提携を結ぶ

八十二銀行とMatchboxがタッグを組む

長野県の八十二銀行が、テクノロジー企業の株式会社Matchbox Technologiesと手を組み、「matchbox」という独自のプラットフォームを通じて地方企業の人手不足問題に取り組みます。2024年10月に締結されたこの契約は、特に下高井郡山ノ内町や下伊那郡阿智村に重点を置き、地域の活性化を目指すものです。

マッチボックスの特徴

Matchbox Technologiesは、短時間から数時間単位の求人と求職者を結びつけるオンラインプラットフォームの構築を手助けしています。「matchbox」は、働き方の柔軟性を重視し、特に子育て世代や高齢者、副業希望者にとって非常に利用しやすい仕組みに設計されています。利用者は専用のアプリやウェブサイトを通じて、自身に合った求人情報を簡単に検索し、申し込みができます。

八十二銀行の役割

八十二銀行は、地域企業に向けてこのプラットフォームの利用を積極的に促進する役割を担っています。銀行全店でデジタルサイネージを活用し、個人顧客への「matchbox」利用促進を図ります。この取り組みにより、地域の雇用機会の創出と企業の労働力確保が期待されています。

具体的な運用方法

「matchbox」では、求人の募集は募集開始の3時間前までに行うことが求められます。登録された条件に基づいて、求職者が希望の事業所を選び応募し、採用が決定すると、デジタルシステムが雇用手続きや給与計算などを自動で行います。このシステムにより、企業は効率的に人材を管理し、必要な時に必要な人数を集めることができるのです。