Braze、第2四半期の業績を報告
Brazeは、2024年7月31日に締めた2025年度第2四半期の業績を発表しました。このプラットフォームは、消費者とブランドの関係を強化するためのカスタマーエンゲージメントの領域でリーダーシップを発揮しています。
CEOのビル・マグナソンは、「素晴らしい第2四半期を実現し、効率性を高める一方で、売上が力強く成長した」と述べ、特に新規顧客獲得や契約更新の成功を強調しました。今年の実績は当社のビジネス運営の結果であり、今後も顧客に高いROIを提供するための努力を続けるとしています。
財務ハイライト
2025年度第2四半期の売上高は1億4,550万ドルで、前年同期の1億1,510万ドルから26.4%の増加を記録しました。この成長は、新規顧客の獲得やアップセル、契約更新に起因しています。さらに、サブスクリプション収入は前年の1億970万ドルから1億4,000万ドルに増加しました。他に、プロフェッショナルサービスなどの収入も小幅に伸びています。
残存履行義務は6億8,960万ドルで、このうち流動的な部分は4億3,830万ドルとなりました。GAAPの売上総利益率は70.2%、非GAAPベースでも70.9%を達成。これらの数字は前年同期よりも改善されています。
顧客のドルベースの正味継続率は114%で、ARRが50万ドル以上の顧客においては117%を記録しました。顧客数は2023年7月31日から、2024年7月31日には1,958社から2,163社に増加しました。
営業損失と利益
一方で、GAAPベースの営業損失は2,800万ドルで前年同期の3,540万ドルより改善されました。非GAAPベースでは420万ドルの営業利益を果たしました。株主に帰属する1株当たりの純損失は0.23ドルで、前年同期の0.33ドルから改善を見せています。
フリーキャッシュフローは720万ドルの成長を見せており、現金及び現金同等物は5億450万ドルとなりました。
直近のビジネスの動向
四半期内には、アシアナ航空やパパ・ジョンズ・ピザなどの新規顧客を獲得し、データプラットフォームの機能を強化しました。また、次世代の顧客起点のブランドを支援する「Braze for Startups」を立ち上げるなど、今後の成長の足がかりを築いています。さらに、Forrester WaveではEメールマーケティングの優良パフォーマーとしても認定されました。
今後の見通し
Brazeは、今後の売上の見通しを含む2024年度第3四半期のガイダンスを発表しました。変動している市場環境の中で、同社は引き続き事業の成長を狙っています。この成長の背景には、マーケティング分野での革新と顧客体験を向上させるための持続可能な努力があると見られます。
Brazeは、「Be Absolutely Engaging」を実現し、顧客との魅力的な関係を構築するための様々なサービスを提供しています。テクノロジー企業としての地位を確立し、さらなる成長を目指しています。
まとめ
Brazeの第2四半期業績は、顧客基盤の拡大と売上高の成長を示すものであり、今後も強いビジネスを続ける基盤が整っています。また、顧客エンゲージメントを高めるための施策も着々と進められています。このような背景から、今後の動向にも注目が集まります。