日本初のIoT活用都市型遠隔診療
9月6日、ポート株式会社は東京女子医科大学と共同で、都市部におけるIoTを活用した遠隔診療の研究を発表しました。本プロジェクトでは、医療の質を向上させ、特に高血圧治療における利便性を飛躍的に改善することを目指しています。
遠隔診療プラットフォームの提供
この取り組みの一環として、ポート株式会社は「ポートメディカル」という遠隔診療プラットフォームサービスを開発しています。このプラットフォームは、医師による診療から薬の処方、受け取りまでも可能とするIoTを基盤としています。現在β版のリリース準備が進められており、実用化が待たれます。
この遠隔診療プラットフォームは、特に過去の実証事業である宮崎県日南市における無医地区での臨床データを生かしながら、都市地域への展開を計画しています。
高血圧治療の重要性
高血圧治療においては、長期間にわたる血圧のモニタリングが欠かせません。家庭での血圧測定が重要な役割を果たし、IoT技術により利用者は自宅で簡単に血圧を確認することができます。これにより、通院に費やす時間が減少し、医療費も節約できるかもしれません。
さらには、適切な高血圧管理により脳卒中や心筋梗塞、腎不全などの深刻な疾患を予防する手助けにもなります。現在、日本は高血圧患者が多く、こうした取り組みは社会的に非常に意義深いものです。
共同記者会見の概要と今後の展望
今回の共同記者説明会では、ポート株式会社のCEO春日氏が新たな取り組みについて詳しく解説します。また、東京女子医科大学の市原教授による『高血圧治療における非対面型遠隔診療と従来型対面診療の比較試験』の説明も予定されています。これにより、今後の臨床研究の進展に期待が寄せられます。
本会見の詳細は以下の通りです。
- - 日時: 2016年9月6日(火)10:30~12:00(10:00から受付)
- - 会場: ポート株式会社(東京都新宿区西新宿8−17−1住友不動産新宿グランドタワー12階)
取材を希望するメディア関係者は、9月2日までに連絡が必要です。詳しくはポート株式会社広報までお電話またはメールでお知らせください。
この共同研究が日本の医療システムに新たな風を吹き込むことを期待しつつ、今後の進展を注目していきたいと思います。