介護業界の革新を目指すエレクターの取り組み
エレクター株式会社が2025年12月に名古屋市で開催される「CareTEX名古屋 ’25」に出展することが発表されました。この展示会は介護業界の専門展であり、業界関係者や施設運営者が集まる重要なイベントです。エレクターは、これまで数多くのプロフェッショナルを支えてきた独自の技術をもとに、特に食事提供に関する新しいソリューションを提案します。
新型再加熱ワゴン「マルチサーブ」の紹介
エレクターが展示する製品の中でも特に注目されているのが、再加熱ワゴン「マルチサーブ」です。このワゴンは、再加熱、配膳、盛り付けが一体となった新しいタイプの食事提供機器です。病院や高齢者福祉施設において、食事の効率的な提供だけでなく、利用者へのホスピタリティをも向上させることが期待されています。
「マルチサーブ」は、クックチルおよびニュークックチルに対応しており、調理済みの食品を温め直すだけでなく、利用者の目の前での盛り付けも可能です。このため、自分で盛り付ける楽しみを提供できると同時に、スタッフの負担軽減にも繋がります。この機能により、福祉施設での人手不足という深刻な課題に対する答えを見出すことが可能となります。
導入事例から見る「マルチサーブ」の効果
岡山県にある医療法人慈風会では、新たに開設された「あつち葛飾クリニック」にて「マルチサーブ」を導入しました。施設の開設に携わった深川様は、このワゴンによって提供方法が一新され、業務効率が大幅に改善されたと語ります。実際に利用したスタッフからは、「盛り付けが対面で行えることで、利用者とのコミュニケーションが増え、サービスの質が向上した」との声が上がっています。
再加熱カート「エルゴサーブ」の特徴
エレクターはさらに、ニュークックチル専用の再加熱カート「エルゴサーブ」も展示します。「エルゴサーブ」は、複雑な設定が不要で、設置時の制約も少ないため、新旧の施設にスムーズに導入できます。これにより、既存の施設でも手軽に給食システムの改善が期待できます。
展示会の詳細
エレクターの展示は、2025年12月3日(水)・4日(木)に名古屋の吹上ホールで行われます。ブース番号は1-30となっており、エレクターの最新技術と製品に関する情報を直接体験するチャンスです。介護業界での新たな食事提供の可能性に触れ、業務効率化の新しい手法を学ぶことができる貴重な機会です。
エレクターは、今後も高齢者ケアの現場を支える製品の開発に注力してまいります。興味を持った方は、ぜひ展示会に足を運び、直接製品を見て体験してみてください。