横浜市のスリーハイ、「OMOU 2024」を発表
横浜市に本社を置く株式会社スリーハイ(代表取締役:男澤 誠)は、持続可能な社会の実現を目指して、経営に関する情報や取り組みをまとめた冊子「OMOU 2024」を発行しました。この冊子は、スリーハイの哲学や成果を幅広く開示することを目的としています。
OMOUの進化
「OMOU 2024」は、スリーハイが発行するアニュアルレポートの第4弾であり、先行する「Sustainability Report 2021」からの流れを汲んでいます。スリーハイは、中小企業が情報を開示する重要性を認識しており、大企業だけの特権ではないと考えています。その理念のもと、積極的に自社の情報を公開する姿勢を貫いています。
2024年の主な活動
札幌営業所の設立
スリーハイは、2024年2月に札幌に営業所を開設しました。これは、スリーハイが神奈川県外に営業所を設けた初の試みです。この動きは、北海道・東北地方の顧客への迅速なサービス提供を可能にし、現場への即応体制を一層強化するものです。
実質無借金経営へ
新たに実質無借金経営の達成を果たしました。この財務基盤の安定は、従業員や取引先にとっての安心材料となり、会社の成長機会を柔軟に探ることが可能になります。
持株会社体制への移行
2024年2月には、新たに持株会社体制へと移行し、株式会社スリーハイホールディングスを設立しました。この体制により、今後の多角化や国際展開に向けた道が整備され、持続的成長を促す基盤が形成されました。
日本でいちばん大切にしたい会社大賞
スリーハイは、第14回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」で審査員特別賞を受賞しました。この賞は、企業が「人」を大切にし、社会や環境に貢献する経営を評価するもので、スリーハイの取り組みが高く評価された結果です。
海外展開と脱炭素経営
2024年には、タイと台湾での展示会に出展し、海外からの視察団を迎える機会もありました。また、全工場で再生可能エネルギーの導入を進め、CO₂の排出量をゼロにする目標を達成しました。持続可能な生産プロセスの確立を目指して、さらなる環境負荷の軽減に取り組んでいます。
OMOU 2024の内容と構成
「OMOU 2024」の内容は、経営透明性をMIに示すために、さまざまな指標が用意されています。女性比率や有休取得率、地域イベント数などが具体的なデータとして示され、従業員の活動や成果が一目で理解できるように工夫がされています。
また、価値創造プロセスのページは、イラストと図解により視覚的理解を高める形に整えられており、スリーハイの事業がどのように社会とつながるのかを明確に表現しています。
未来に向けた展望
スリーハイは、「OMOU」を通じて中小企業版アニュアルレポートの先駆けとしての役割を果たしています。企業の想いや活動を見える化し、株主や顧客に信頼される企業であることを目指します。代表取締役の男澤誠は「この冊子が、スリーハイの歩みをより近く感じていただける機会となれば嬉しい」と語ります。
「OMOU 2024」はスリーハイの挑戦の集大成であり、今後も持続可能な未来に向けた取り組みを着実に進めていく方針です。
終わりに
スリーハイの動向や取り組みは、中小企業が持続可能な社会へ向けて果たせる役割を示す良い例です。今後、スリーハイの活動に注目し、新たな展開に期待したいところです。