血液型と性格のAI
2021-04-06 09:00:02

血液型と性格をAIが予測!45%の確率で解析成功の研究

血液型と性格をAIが解析する時代



血液型は日本において、昔から性格に影響を与える要素として扱われてきました。その背景には、1920年代から始まった日本の研究があり、古川竹二教授が最初にこの分野に光を当てました。更に、1971年に発表された能見正比古の著書「血液型でわかる相性」が火付け役となり、血液型と性格の関連性についての研究は国内外で盛んに行われてきました。

研究の概要



最近、ヒューマンサイエンスABOセンターによって開発された性格分析AIが注目を集めています。このAIは、過去の独自調査から得たデータを用いて血液型を予測するもので、最大で45%の正解率を記録しました。これまでに2回の調査が行われ、累計で6,000人から得たデータを元に、AmazonのAI技術を活用しています。

調査手法



2019年の第1回調査では、2,000人を対象に実施され、正解率は45%を達成しました。全体から見た場合の正解率は40.1%でしたが、知識のあるグループにフォーカスしたところ、その数値は42.3%に減少しました。2020年の第2回調査では、さらに規模を拡大し4,000人を対象に、正解率は43.6%に達しました。

血液型の特性



驚くべきは、血液型別で自覧する特性に関する質問結果が、自らの血液型に「当てはまる」と感じる傾向が見られたことです。これは能見教授の従来研究とも一致しています。興味深いことに、血液型と性格の関係に疑問を持っている回答者においても、どの血液型においても同様の傾向が観察されました。

調査の意義



この研究の成果は、日本人の大規模調査を通じて、血液型と性格には明確な関連性が確認されたことを示しています。しかし、性別や年齢といった他の要因が影響することもあり、単独での見解だけでは不十分であることが明らかになりました。

さらなる研究と今後の展望



本研究の詳細は、2021年4月にオンライン公開された論文「A Pilot Study Using AI for Psychology: ABO Blood Type and Personality Traits」に掲載されています。また、研究の概要は金澤氏が秋に出版予定の「デジタル時代の『血液型と性格』(仮称)」にも収録される予定です。さらに、既刊の『「血液型と性格」の新事実』にも、これまでの研究やAIを活用した分析に関する情報が盛り込まれています。

最後に



血液型と性格に関する研究は、科学が進む中で新たな段階に向かっています。性格分析AIを通じて、さらなる理解が深まることを期待しています。

会社情報

会社名
一般社団法人 ヒューマンサイエンスABOセンター
住所
東京都中央区日本橋兜町17番2号兜町第6葉山ビル4階
電話番号

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