小児用歩行トレーニングロボットcuraraの発表
2024年9月17日、AssistMotion株式会社は、身長90㎝から着用可能な小児用歩行トレーニングロボット「curara」を初めて公開しました。この革新的な技術は、長野県立こども病院との共同研究の成果として、脳性麻痺など歩行に困難を抱えるお子様たちの支援を目的としています。
技術の背景
AssistMotion株式会社は、信州大学から発足したベンチャー企業として、リハビリ用ロボットの開発に注力しています。新たに登場する小児用curaraは、大人向けのモデルに続き、より小型で軽量化が進められました。特に、成長過程にある子どもに対応するために、Sサイズ(身長115cm~)とSSサイズ(身長90cm~)の二つのサイズを展開しています。
研究の進行状況
現在は長野県立こども病院で、実際の臨床研究が行われています。これまで成人専用だったcuraraが、ついに90㎝以上のお子様にも使えるようになることで、より多くの患者が恩恵を受けられることが期待されています。小児用のロボットは、わずか1.9kgと非常に軽量で、運搬や装着が容易です。
記者発表会の詳細
AssistMotion社は、9月24日(火)に記者発表会を開催することを告知しています。会場は長野県庁で、開発の詳細や実際の歩行練習に関するプレゼンテーションが行われます。また、デモンストレーションの代わりに動画での紹介も予定されています。
【記者発表会日時】
- - 日付: 令和6年9月24日(火) 14:30~15:30
- - 場所: 長野県庁 3階会見場
- - 参加申し込み: メールにて事前申込([email protected])
AssistMotionのビジョン
AssistMotionは、信州大学の研究成果を活かし、ユーザーに優しいウェアラブルロボットの開発に取り組んでいます。今後も、リハビリ支援だけでなく、医療技術の進化を通じて、社会に貢献していくことを目指しています。
小児医療の専門機関との連携
長野県立こども病院は、地域の子どもたちに対する専門的な医療を提供するため、1993年に開院以来、高度な医療サービスを展開しています。今回のプロジェクトは、神経治療センターがAssistMotion社と連携し、歩行困難を抱える子どもへの効果的なリハビリテーションを目指しています。
今後、curaraがどのように子どもたちの歩行機能の改善に寄与するか、期待が高まります。詳細な情報やお申し込みは、AssistMotion社の公式ウェブサイトをチェックしてください。