東北レジリエンス2021
2021-02-22 21:12:03
東日本大震災10周年企画『東北レジリエンス2021』が開催される意義と内容
東北レジリエンス2021:10年の歩みを振り返る
2021年3月11日から13日まで、東京・白金台で東日本大震災から10周年を迎える特別なチャリティ企画『東北レジリエンス2021』が行われます。このイベントは、東北地方の子どもたちがどのように逆境を乗り越え、未来を構築してきたのかを知り、共有する場です。
震災による大きな悲しみや困難を経験した子どもたちが、どのように自らの力を見出し、成長しているのかに焦点を当てます。「レジリエンス」とは、困難な状況にあっても心を折らずに立ち直る力。このイベントは、そんなレジリエンスに満ちた子どもたちの姿の披露と、支援を通じてさらに未来を明るく照らすことを目的としています。
展示企画の内容
イベントのメインとなる展示企画では、「子どもたちの東日本大震災」と題し、震災から10年の歴史を振り返る展示が行われます。代表として、被災地の子どもたちが自身の体験を語ります。特に、宮城県石巻で被災し、現在は頑張って未来を見つめている板倉凱士くんのストーリーは、多くの人に感動を与えるでしょう。彼は「津波で亡くなった母との約束を果たすためにパリの凱旋門へ」という目標に向かって努力してきました。
世界から寄せられる支援
『Support Our Kids』という団体を通じて、東北の子どもたちへの支援を続けている6カ国との連携も紹介されます。このプログラムでは、アイルランド、オーストラリア、カナダ、スイス、ニュージーランド、フランスの子どもたちが共に学び、成長する姿が語られ、国際的な交流の大切さを実感させる内容になります。
スポーツがもたらす力
セクションの一つでは、スポーツの力が東北の人々や子どもたちをどのように勇気づけたかを探ります。怪我や敗北に打ち勝ち、勝利をつかむアスリートたちの姿から、被災地の人々が力をもらい、勇気を得たエピソードを通じて、スポーツの持つ力の重要性を伝えます。イベントには著名なアスリートたちも参加し、彼らの思いを共有することも予定されています。
チャリティイベントと出店活動
また、参加者が楽しめるチャリティイベントも実施し、東北の子どもたちが自らの手で作り上げたおりがみの花を用いた献花を行います。おりがみ献花は、参加者が震災を追悼し、復興への祈りを込めた特別な意味を持っています。さらに、チャリティオークションでは、支援者たちから提供されたさまざまなアイテムが出品され、収益は全て復興支援活動に充てられる予定です。
福島県の特産品も登場
福島県川内村の特産を使用したそば粉のワッフル販売も行われます。キッチンカーで販売されるこのワッフルは、地域の魅力を広め、売上の一部が復興支援活動に役立てられます。
特設ウェブサイトのオープン
また、コロナ禍を考慮して特設ウェブサイトもオープンし、全国からの参加者に向けて逆境を乗り越える子どもたちの様子が発信されます。この特設サイトでは、英語および日本語での対応が行われ、より多くの人々に東北のレジリエンスの物語を知ってもらうことを目指します。
最後に
このような活動を通して、私たちは震災の記憶を風化させず、未来を担う若者たちのレジリエンスを広く伝えることができます。『東北レジリエンス2021』は、参加者全員にとって心に残る経験となることでしょう。このイベントが多くの人々の参加を得て、成功することを願っています。
会社情報
- 会社名
-
NPO法人次代の創造工房
- 住所
- 東京都千代田区麹町2‐12-6ミツリ麹町ビル4階
- 電話番号
-
03-6272-6252