新たに設立されたHRJテクニカルセンター
埼玉県入間郡三芳町に新たに設立された「HRJテクニカルセンター」は、HAI ROBOTICS JAPANが開設した最先端のデモンストレーション施設です。ここでは、自動ケースハンドリングロボット(ACR)システム「HAIPICK」シリーズを用いて、物流業界における自動化ソリューションが実演されます。この施設は本社に併設されており、2022年3月1日から運用を開始しています。
HRJは、設立以来続けている確かな専門性を基に、物流や製造業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、お客様に対するワンストップサービスを提供しています。特に、ACRシステムの導入から運用支援まで、多岐にわたるサービスで業界に貢献しています。
HRJテクニカルセンターの特徴
このセンターでは、HRJの「HAIPICK」シリーズや多機能ワークステーション「HAIPORT」を使用し、トートのロード・アンロードや入出庫のピッキング作業を実演しています。お客様は、自社の取り扱う商材を用いて、簡易的なシュミレーションが可能で、HRJのソリューションがどのように実際に機能するかを実感することができます。
開設の目的と利用方法
HRJテクニカルセンターは、業界関係者が最新技術を体験できる貴重な場として位置付けられています。利用を希望する方は、事前に予約が必要です。予約は
[email protected]まで連絡することで行えます。2022年4月からは、公式ウェブサイトにて簡単に予約できるシステムも整備予定です。
デモンストレーションするソリューション
1.
HAIPICK A42: 最大8個のケースを同時に扱うことができ、多様な業務に適応します。
2.
HAIPICK A42N: 混合ピッキングが可能で、高度な3D認識機能を搭載。
3.
HAIPICK A42T: マスト昇降機能により、最大8メートルの高さに対応した立体的なストレージが可能です。
これらのロボットは、独自の自律ナビゲーション機能を持ち、障害物を回避しつつ自動充電を行うことができるため、効率的な業務運営が実現します。これにより、3PL様やEコマース、製造、及び小売業など、幅広い業種での導入が推奨されています。
多機能ワークステーション「HAIPORT」
「HAIPICK」シリーズと連携して動作するこのオートローダーは、トートの自動ロード・アンロードを行うことで、入出庫作業の効率を大幅に向上させます。資材や商品を多く扱う倉庫において特に有効で、オープンストックのピッキング作業に適しています。
企業情報
株式会社HAI ROBOTICS JAPANは、2016年に中国で設立されたHAI ROBOTICSの日本法人として、物流、製造、及び工場現場の自動化・スマート化を推進しています。急成長を遂げ、ユニコーン企業としても評価を受けており、今後の発展が期待されています。特に、ACRシステムや各種物流自動化ソリューションでの先進的な取り組みが注目されています。
新設されたHRJテクニカルセンターは、業界に新たな風を吹き込み、未来の物流を見据えた取り組みとして大きな意味を持っています。このセンターでの体験を通じて、最新の自動化技術のアプローチや可能性について理解を深めることができるでしょう。