岡山大学と弘前大学の意見交換会
2025年6月7日、岡山大学は弘前大学との意見交換会を津島キャンパス内の共創イノベーションラボ(KIBINOVE)にて開催しました。両大学は「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の取り組みについて意見を交わし、研究戦略のさらなる発展に寄与するための交流の場としました。
意見交換会には弘前大学の藤波豊彦総務担当理事やJ-PEAKS担当者が出席し、岡山大学からは河本雅紀筆頭副機構長を含む研究・イノベーション共創機構のメンバーが参加しました。
共創イノベーションラボの視察
会議の前には、共創イノベーションラボの視察も行われ、イノベーション創出に向けたさまざまな取り組みについて意見が交わされました。この施設は、地域の社会課題解決や新産業の創出を目指すために整備され、文部科学省の支援を受けています。
多岐にわたるテーマでの意見交換
意見交換では、研究支援人材(URA)に関する制度や、岡山大学の長期ビジョン2050を達成するための戦略が議論されました。特に、首都圏の大学との人材の確保を比べた際の課題に対する解決策として両大学が情報を共有しました。具体的には、URA人材の処遇改善や育成、そして岡山大学で行っている認定URA制度に関する取り組みが話し合われました。
学長自らの取り組み
那須保友学長は各学部を訪れてJ-PEAKSについて説明し、「これを岡山大学の長期ビジョン実現の手段として捉える」重要性を強調しています。このような姿勢が、組織内に共有され、戦略的な取り組みとして進められています。
弘前大学も、ビッグデータの分野での強みを活かし、企業との連携を強化しながらJ-PEAKS事業に取り組んでいることが紹介され、この情報交換は両大学にとって非常に有意義なものとなりました。
未来への展望
今回の意見交換を通じて、両大学は共にJ-PEAKS事業の推進に向けた課題や成功事例をシェアし、連携の深化を図ることができました。これにより、岡山大学は令和5年度および令和6年度のJ-PEAKS採択大学との新たな連携が進められることを目指しています。
岡山大学は、国内外の研究力を活用し、地域の未来を共創し続ける研究大学として社会変革を推進していく方針です。この施策によって、より広い範囲でのイノベーションが期待され、研究者や学生は新たな挑戦に向けて進んでいくことでしょう。
今後も、岡山大学と弘前大学をはじめとするJ-PEAKS採択大学の挑戦から目が離せません。地域と地球の未来のために継続的な発展が期待されています。