熊本大学大学院教育学研究科(教職大学院)は、令和6年度「外国人材の受入れ・共生を支える教員等養成・研修プログラム」の受講生募集を開始しました。
近年、熊本県では、世界的半導体企業TSMCの進出により、外国人材の受入れ・共生が重要な課題となっています。特に学校教育においては、「外国につながる児童生徒の教育の充実」が急務とされています。この状況を踏まえ、熊本大学では、多文化共生社会に対応できる教員を育成するため、本プログラムを開設しました。
本プログラムでは、外国につながる児童生徒を取り巻く状況や教育ニーズを理解し、多文化共生の視点に基づいた教育を実践できる人材育成を目指します。具体的な内容としては、以下の通りです。
外国につながる児童生徒の現状と教育課題に関する講義:外国につながる児童生徒の増加背景や教育における課題、文化や言語の違いによる影響などを学びます。
多文化共生教育の理論と実践に関する講義:多文化共生教育の重要性、具体的な指導方法、異文化理解、コミュニケーション、共生社会の実現に向けた取り組みなどを学びます。
日本語指導に関する講義と実習:日本語指導の基礎知識、外国語学習の支援方法、日本語学習指導の実際、日本語指導拠点校等での観察実習を通して実践的なスキルを習得します。
本プログラムは、学校教員および教員免許保有者を対象としており、全プログラム修了者には、学校教育法に基づく履修証明書が発行されます。受講期間は、令和6年8月22日(木)~令和7年3月15日(土)で、講義科目(4科目)は夏季休業期間・休日等に集中講義方式で実施されます。実習科目(1科目)は、日本語指導拠点校等での観察実習となります。
受講を希望される方は、令和6年6月21日(金)~7月21日(日)の期間に、熊本大学大学院教育学研究科・履修証明プログラムホームページの専用フォームから応募してください。参加費用は6万円(5科目・60時間)ですが、本学教職大学院在籍者は無料です。
詳細については、チラシまたはホームページをご覧ください。
チラシ:https://prtimes.jp/a/?f=d124365-114-0e59f0c5c695cf942d46905dfd95ca83.pdf
* URL: https://tsubaki.educ.kumamoto-u.ac.jp/