クアンドが選出された「すごいベンチャー100」2024年版
福岡・北九州を拠点とする株式会社クアンドが、権威ある東洋経済新報社が発表した「週刊東洋経済 すごいベンチャー100 2024年最新版」に選ばれました。この特集は、ユニークなビジネスモデルや先進的な技術を持つ企業を紹介するもので、クアンドは「DX・コンピューティング」部門において、4社のうちの1社に選ばれたことが注目されています。
クアンドのミッションとその背景
クアンドは「地域産業・レガシー産業のアップデート」をミッションに掲げており、日本の深刻な社会問題である技術者不足や労働力不足に対処すべく、遠隔支援ツール「SynQ Remote(シンクリモート)」を開発しました。このツールは、特に現場での効率的な作業を支援することを目的としており、ビデオ通話を通じてリアルタイムに情報を共有できます。
現在の日本社会において、多くの業界が人手不足に直面しています。そこで、クアンドは「移動時間の削減」にフォーカスし、効率的な作業環境の構築を進めています。「SynQ Remote」を使用することで、管理者と現場担当者は直接同じ場所にいるかのように指示や確認を行うことが可能です。
SynQ Remoteの特長
「SynQ Remote」は、現場の状況をその場で確認できるツールであり、言葉では伝わりにくい情報も画像を通じてスムーズにやり取りすることができます。利用者からは「ポインタを使って分かりやすく伝わる」といった好評を得ており、ITに不慣れな方でも直感的に利用できる設計になっています。
このツールは、公共インフラや大規模施設の防災点検にも対応しており、災害時に迅速に対応できる体制づくりに寄与します。最近では、地震や台風といった自然災害が頻繁に発生しているため、クアンドは社会貢献活動としての取り組みも強化しています。
社会貢献活動への取り組み
クアンドは「災害に強い社会づくり」を目指し、SynQ Remoteを活用して訪問点検の効率化や災害対応のスムーズさを実現するための技術革新を行っています。これにより、実際のリスクを最小限に抑えつつ、社会安全の向上を図ることができます。今後も技術を通じて安全な社会を築くための活動を続けていく予定です。
企業の概要
株式会社クアンドは、2017年に設立され、福岡県北九州市に本社を構えています。代表取締役CEOの下岡純一郎氏が指揮を執り、現場の判断を迅速化するための様々なサービスを展開しています。さらに、クアンドの公式サイト(
https://www.quando.jp)では、製品の詳細や導入事例が紹介されており、さらなる情報を得ることができます。
このように、株式会社クアンドは地域課題の解決に向けて着実に進んでおり、今後の取り組みにも大いに期待が寄せられています。全国のスタートアップ企業の中でのその成長は、日本の社会にとって非常に重要な意味を持つことでしょう。