同一労働同一賃金を巡る新たな動き
同一労働同一賃金の実施が求められる現代において、令和7年から労働局による集合調査が本格化します。これは企業にとって、自社の労働環境を見直す良い機会であり、同時にリスクを抱える側面もあるため、注意が必要です。実態把握のための調査は是正指導を伴わないものですが、正規雇用と非正規雇用の間での職務内容や責任、賃金の差異について詳しく調べられることになります。
調査の目的と内容
この調査は主に、職務内容や責任の有無、賃金・手当・賞与の具体的な違い、加えて企業がどのように待遇差について説明しているのかという点に焦点を当てています。令和9年度には法改正が審議されるため、企業にとっては今のうちから点検と改善が求められる状況です。
特に、調査では「均等待遇」と「均衡待遇」がどのように区別され、実務にどのように適用されるのかが重要な課題となります。これらの概念を理解することで、労働者に対して適正な待遇を行うためのガイドラインが明確になるでしょう。
残るリスクと説明義務
さらに、是正指導が伴わない調査でも、企業には様々なリスクが残ることを忘れてはいけません。例えば、待遇差の説明義務はいつ、どのように実施されるべきなのか、またその立証責任が将来どのように見直されるのかも見逃せないポイントです。
これらのリスク管理を適切に行うことで、企業は法令遵守に対する信頼性を高めることができます。何より大切なのは、労働者との信頼関係を構築することです。
セミナーの開催について
この重要なテーマについて理解を深めるため、一般社団法人クレア人財育英協会が主催するセミナーが開催されます。2026年1月23日に千代田区で行われるこのセミナーでは、労働局の集合調査についての詳細な情報や実務への落とし込み方などが議論されます。
特に、講師として小野純氏が登壇し、法律を現場にどう適応させるかに焦点を当てた講義が展開される予定です。小野氏は300回以上の労務研修の経験を持つ特定社会保険労務士であり、実務での課題に対する解決策を強調します。
クレア人財育英協会について
一般社団法人クレア人財育英協会は2023年に設立され、労務やハラスメント防止に関する専門的な資格研修を展開しています。全国で650名以上の「雇用クリーンプランナー」が資格を取得し、企業や自治体などで活躍していることからも、その影響力は無視できません。
公式サイトにはさらに詳細な情報が掲載されているため、興味がある方はぜひご覧ください。今後の労働環境において、企業が求められる対応策を考える一助となることでしょう。