OpenHeart、3Dプラットフォームの未来を切り拓く
株式会社OpenHeart(本社:東京都港区)が、2026年5月にプレシリーズAラウンドで約2.2億円の資金調達を行いました。この資金調達は、複数のベンチャーキャピタルや事業会社からの出資によって実現し、同社の強みである3Dプラットフォーム「TAVIO(タビオ)」の基盤強化を図ります。
TAVIOの特性と進化
TAVIOは、スマートフォンを使って撮影した写真や動画を簡単にアップロードするだけで、フォトリアリスティックな3D空間を自動生成し、Webサイト上で公開できる次世代プラットフォームです。これにより、ユーザーは高品質な3D体験を手軽に楽しむことができます。近日中には、法人向けダッシュボード「TAVIO BIZ」や、VRアプリ「TAVIO DIVE」、さらに高精度3Dフォトサービス「TAVIO STUDIO」などが展開され、プラットフォーム全体の利用が促進されます。
3D撮影サービス「TAVIO STUDIO」
同社の提供するTAVIO STUDIOは、軽量かつ高速なTAVIO ENGINEと、複数カメラの同期撮影システムを活用した高精度な3Dフォトサービスです。これにより、大掛かりな撮影機器を必要とせず、イベント会場や商業施設での柔軟な導入が可能となります。浅草にある常設スタジオに加え、各地での出張撮影も展開中で、「どこでも3D撮影ができる」ことを目指しています。
特にエンターテインメント分野では、VTuberとのツーショット撮影サービスが注目されており、これにより新しい体験型コンテンツの創出が進んでいます。加えて、将来的にはユーザーがセルフで3D撮影を行えるような仕組みや、全国の写真館との連携も視野に入れています。
資金調達の目的と今後の展開
具体的な資金使途としては、TAVIO STUDIOの開発、TAVIOの運用強化、そして空間AIを活用した自動生成技術の研究に充てられます。また、3D生成技術の高速化や改善、ユーザーエクスペリエンスの向上も目指しており、APIの提供を通じて外部企業との連携も進めています。これにより、3Dフォトを活用した新たなサービスの開発が期待されています。
投資家の期待
今回の資金調達には、三井住友海上キャピタル、DGりそなベンチャーズ、みずほキャピタル、RICOH Innovation Fund、GENDA Capitalなどが参加しています。これらの投資家は、OpenHeartの技術力やチームの魅力を高く評価し、成長に向けた期待を寄せています。特に、失敗を恐れずに挑戦し続ける企業文化は大きな魅力となっているといえるでしょう。
未来を見据えて
OpenHeartの代表、渡邉晃司氏は、「ハートを揺さぶるテクノロジーをすべての人に届けたい」という使命のもと、今後も空間体験の社会実装を急速に進めていく意向を示しています。3D技術の民主化を実現することで、多くの人々が体験や記録を共有できる新たな文化の創出に貢献することが期待されています。
OpenHeartの今後の展開に注目が集まります。新たな次元での空間理解を可能にする「TAVIO」がどのように社会に影響を与えていくのか、楽しみでなりません。