定額減税は本当に有効?国民のリアルな声
2024年6月に実施された定額減税は、物価高対策として本当に有効なのでしょうか?
「MoneyFix」を運営する株式会社ウェブクルーが実施したアンケート調査では、国民の多くが定額減税による臨時収入を生活費に充当していることがわかりました。しかし、インフレ対策として有効と考えている人は11.9%と、少数派にとどまりました。
定額減税の使い道は?
アンケート調査では、定額減税による臨時収入の使い道として、「生活費に使う」が41.6%と最も多く、次いで「預貯金する」が29.2%、「特に決めていない」が26.6%という結果でした。
インフレ対策として定額減税は有効か?
インフレを実感しているかという質問には、82.7%の人が「はい」と回答しました。
インフレ対策として定額減税が有効かどうかについては、「有効だと思う」が11.9%、「無いよりは良い」が46.0%と、肯定的な意見が約6割でした。一方で、「足りないと感じる」が18.0%、「減税より現金支給の方がいい」が24.1%と、否定的な意見も少なくありませんでした。
定額減税の継続を望む声
定額減税の継続を望むかという質問には、「はい」が82.6%と、大多数の人が来年以降も継続してほしいと考えていることがわかりました。
定額減税に対する意見
アンケート調査では、定額減税に対する自由回答も実施されました。
肯定的な意見としては、「とりあえずないよりはいい」「5人家族なのでありがたい」「税のことを真剣に考える良い機会になった」といった声が挙がりました。
一方、否定的な意見としては、「収入が少ない人ほど、どんどん苦しくなっていくような気がする」「減税より現金支給の方がよい」「企業側の負担を考慮すると、対個人で給付金を配った方がよい」といった意見がありました。
まとめ
今回の調査結果から、定額減税は国民の生活費負担軽減に役立っている一方で、インフレ対策としては効果が限定的であることが明らかになりました。また、定額減税の継続を求める声は強いものの、その効果や適切な対策については様々な意見があることがわかりました。
政府は、国民の声を真摯に受け止め、今後の経済政策を検討していく必要があるでしょう。