Cyber Security Showcase 2025 開催レポート
2025年の6月、SB C&S株式会社によって開催された「Cyber Security Showcase 2025」は、サイバーセキュリティの現在と未来を広く理解するための貴重なイベントでした。オンライン形式で行われ、約1200名の参加者が集まりました。このイベントは、進化するサイバー脅威に対する理解を深めるためのセッションとディスカッションで構成されています。
Day1: 現場と提案の「いま」を整理
イベントの初日、「Essential Day」と題されたセッションでは、営業や提案を行う担当者を対象に、最新のセキュリティ基礎と業界の動向に関する情報が提供されました。基調講演では、AIの進化による新たな脅威と、その背後にある海外トレンドについての洞察が示され、業界の状況を読み解くための重要なキーワードが提案されました。
特にゼロトラストモデルに関するセッションでは、実際の支援事例をもとに成功と失敗の分岐点について語られ、具体的な提案に向けたヒントがシェアされました。また、ユーザー企業の最高情報セキュリティ責任者(CISO)を招いた特別対談では、今求められる提案がどうあるべきかが議論され、販売パートナーに対する期待も浮き彫りになりました。
Day2: 次に来る技術と進化をつかむ
2日目の「Edge Day」では、技術者向けに現在注目を集めているCNAPP、CTEM、XDR、AI Copilotなどの新技術が紹介されました。
特にCNAPPのセッションでは、クラウドシフトを前提にしたセキュリティ対策の必要性が説明され、具体的なデモを通じてパブリッククラウド全体の可視化と保護の重要性が強調されました。CTEMに関しては、従来の脆弱性管理との違いを明確にし、リスク評価と優先順位付けの新たなアプローチについて議論されました。
XDRセッションでは、主要なXDRベンダーの製品がSB C&Sによって比較され、導入前に留意すべきポイントが具体的に解説されました。この中には、実証データに基づいた分析も含まれており、参加者からの高評価を得ました。最終セッションでは、各社が導入を進めるAI Copilotに関する実際の使用感と他社製品との違いが紹介され、今後の進化に対する期待感と共に結ばれました。
結語
SB C&Sは、このようなイベントを通じて販売パートナーと共に、セキュリティビジネスの成長機会を探ります。最新トレンドの整理や製品選定のヒントを引き続き提供し、マーケットの変化に迅速に対応できる体制を整えていくことを目指します。
アーカイブ配信
本イベントのアーカイブは2025年7月4日まで視聴可能です。登壇者の発表やデモの様子も含まれており、興味がある方は公式サイトからアクセスしてご覧ください。
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お問い合わせ
「Cyber Security Showcase」事務局へのお問い合わせは、以下のメールアドレスまでお願いいたします。
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