映画館で『カルメン』
2024-09-04 12:10:58

映画館で楽しむ新演出オペラ『カルメン』の魅力とアイグル・アクメトチナの才能

映画館で体験する新たな『カルメン』



今秋、映画館でオペラの名作『カルメン』が新演出によって蘇ります。この作品は、英国ロイヤル・オペラ・ハウスによる新たな映像体験として、特別映像を交えて上映されるため、観客はまるでその場にいるかのような迫力と臨場感を楽しむことができます。演出を手掛けるのはダミアーノ・ミキエレット氏で、彼のアプローチは社会の闇を巧みに描き出すものと評判です。観客にどのようなメッセージが届けられるのか、期待が高まります。

オペラ界で話題沸騰中の若手スター、アイグル・アクメトチナがこの作品の主人公カルメンを演じることも見逃せません。彼女はその歌声と演技力で瞬く間にオペラシーンを席巻し、この役を通じて新たな魅力を発揮しています。前回のロイヤル・オペラ・ハウスの公演『セビリアの理髪師』での圧倒的な演技が記憶に新しい彼女は、今回の『カルメン』でもその才能を余すところなく発揮することでしょう。

別の時代へと蘇る物語



『カルメン』は、スペイン・セビリアを舞台に、自分らしさを求めて生きる女性カルメンと、彼女の愛と運命に翻弄される軍人ドン・ホセの物語です。ダミアーノ・ミキエレットの新演出では、この物語の普遍性を強調するために、時代設定を現代にシフトしています。演出家であり、洗足学園音楽大学の准教授である家田淳氏は、「今回の演出により、物語の持つ普遍性が際立っています」と述べています。回転する盆を用いた独特の演出は、観客に新たな視点を提供し、物語の奥深さを感じさせます。

アイグル・アクメトチナの才能



アイグル・アクメトチナは19歳の若さでロイヤル・オペラ・ハウスの名門プログラムに選ばれ、2年目には本舞台での主役デビューを果たしました。彼女の驚異的なデビューは、オペラ界に新たな風を吹き込むものであり、今後の活躍が期待されています。彼女にとって『カルメン』は難しい役であり、毎回新たな演技を心掛けていると語っています。

家田氏も彼女の存在を高く評価しており、「聴く者を圧倒的に包み込み、心地よい快感を与える声と、直感的で繊細な演技力がある」と称賛しています。今後、彼女はカルメン以外の役にも挑戦するとのことで、彼女の活躍から目が離せません。

作品情報と上映について



『カルメン』は、音楽をジョルジュ・ビゼーが手掛け、脚本はアンリ・メイヤックとリュドヴィク・アレヴィによるものです。指揮はアントネッロ・マナコルダ、演出はダミアーノ・ミキエレットが担当します。また、映画館上映は9月6日から12日までの期間限定で行われ、観客は日本国内の映画館で楽しむことができます。見逃せないこの機会をぜひお見逃しなく。

作品を通じて、アイグル・アクメトチナの新しいカルメン像に出会えることを心から楽しみにしています。


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