高校生が未来を切り拓く!
2024年8月1日、能登地域の高校生を対象としたアントレプレナーシップ教育プログラムが、ラピア鹿島アイリスホールにて開催されました。このプログラムは、アステナホールディングス株式会社の主催で、石川県教育委員会と連携して進められています。これは4回目となる催しで、参加したのは志賀高校、鹿西高校、穴水高校、門前高校、能登高校、輪島高校、飯田高校の7校から選ばれた20名の高校生たちです。
プログラムの内容
初回授業は5月にオンデマンド形式で配信され、6月からはプログラムメンバーによる直接授業が開始されました。また、7月中旬までに高校生たちは自身で事業構想計画書を作成する過程を経験しました。各校から選考された優れたチームは、7月29日から8月1日までの間、アステナホールディングスの社会人と協力しながらフィールドワークや議論を通じてその計画書を練り上げました。
最終日の発表会では、アステナホールディングスの取締役である岩城慶太郎を含む5名の審査員が参加し、発表が行われました。高校生たちはそれぞれの事業アイデアを持ち寄り、自信を持ってプレゼンテーションをしました。
審査結果
注目されたのは、輪島高校の「わじまんちゅ」チームが提案した「都会留学×高校生観光大使」テーマの最優秀賞でした。また、能登高校や飯田高校のチームも優秀賞を受賞し、それぞれ「ゲストハウスをつくる」や「珠洲の敷地を活かしたフェスを開く」といった興味深いテーマを提案しました。さらに、特別賞には志賀高校の「well-being促進隊」や門前高校の「釣りレジャー班」も選ばれ、さまざまな創造的アイデアが光りました。
このプログラムは、高校生たちが自発的な起業家精神を育むことで、地域社会の課題解決へとつながることを目指しています。
地域の支援と連携
アステナホールディングスは、2021年に本社の一部を珠洲市に移転し、地方創生の取り組みを強化しています。地域の若者が自ら働く環境を築き、能登地域に留まることを選べるようにするため、高校生向けの教育プログラムを続けています。これにより、地域の未来を担う人材の育成が期待されています。
高校生たちが意欲的に挑戦する姿は、彼らの未来を切り拓く力を育てるだけでなく、地域社会の活性化にも寄与することでしょう。このような教育プログラムが地域に与える影響は大きく、今後も続けていく意義は深まる一方です。
アステナホールディングス概要
アステナホールディングス株式会社は、1914年に創業し、1941年に設立されました。東京都中央区に本社を構え、グループ会社の経営管理などを手掛けています。地域社会との繋がりを深めるための活動を惜しまない同社の姿勢が、今後の地域創生にどのように寄与するのか注目が集まります。