稲敷市に新たな子ども支援拠点「みんなのひみつきち」がオープン
茨城県稲敷市において、社会福祉法人 蒼天が運営する新しい子ども支援拠点「みんなのひみつきち」が、5月1日に開所しました。この施設は、学校や家庭以外に子どもたちが安心して過ごせる場所を提供することを目的としています。
開所に向けた説明会の実施
「みんなのひみつきち」の開所を前に、4月20日には事業説明会および内覧会が行われました。地域の方々や関係者が集まり、新しい取組みについて理解を深める良い機会となりました。
交流と学びの場を提供
施設は、放課後に食事を提供し、学習習慣や生活習慣の定着を図る他、さまざまな体験の機会も設けています。「人々がすれ違い、互いの異なりを認識し合うことで、関心が生まれ、大きな学びへとつながる」との理念のもと、福祉と地域が融合した新しい交流の場を創造していく考えです。
社会福祉法人 蒼天は「全ての人々への福祉」を掲げ、幅広い年齢層に向けた支援を展開しています。今回の「みんなのひみつきち」は、子どもから高齢者までさまざまな人たちが安心して暮らせる地域づくりを目指すものです。
利用者の代表として子どもたちが参加
開所式では、理事長の根本敏宏氏が挨拶し、地域の皆が協力し、身近な困り事解決に向けた取り組みを強調しました。また、稲敷市市長の筧信太郎氏をはじめとする関係者からの祝辞もあり、子どもたち自身がテープカットを行うなど、和やかな雰囲気の中で式典が進行しました。
環境を整え、地域をつなぐ
今後の運営は、常勤職員1名、非常勤職員4名、ボランティア数名で行われ、平日の月曜日から金曜日まで、祝日にも開所予定です。対象は小学1年生から中学3年生までで、定員は20名です。
施設概要
- - 施設名: みんなのひみつきち
- - 所在地: 茨城県稲敷市曲渕3−1 みんなの学校いなしき
- - 開所日時: 週5日(祝日開所)
- - スタッフ: 常勤職員1名、非常勤職員4名、ボランティア数名
- - HP: 社会福祉法人 蒼天
「子ども第三の居場所」とは、特にひとり親世帯や共働き家庭の子どもたちに留意し、孤立や孤食、発達の特性などの課題を抱える子どもたちを対象に、学びや食事の機会を提供するものです。全国で248ヶ所が開設されており、地域に根ざした子ども支援の拠点として期待されています。
今後も「みんなのひみつきち」を通じて、子どもたちが健やかに成長し、地域全体が支え合う社会を目指していくことが期待されます。