動画マーケ調査
2022-01-13 11:00:12
動画マーケティング実施の実態調査結果 ~課題と効果の実情が明らかに~
動画マーケティング実施に関する調査の結果
先日、動画マーケティングを手掛ける企業のマーケティング担当者99名を対象にした調査が行われ、その結果が発表されました。本記事では、その調査内容と考察をお伝えします。
調査概要
この調査はインターネットを通じて実施され、2022年1月5日から1月10日までの期間に行われました。その結果、動画マーケティングを実施している担当者の利用する媒体や感じている課題が浮き彫りになりました。
マーケティング媒体の実情
調査の結果、77.8%のマーケティング担当者が利用している媒体として「YouTube」を選び、次いで「Instagram」が46.5%、さらに「自社のオウンドメディア」も46.5%の支持を得ています。これにより、動画マーケティング施策の中でYouTubeの影響力がいかに強いかが伺えます。その他に、TwitterやFacebook、TikTokも利用されていることがわかりました。これらのデジタルプラットフォームは、特に若い世代において強い影響力を持つことから、企業も積極的に活用していると言えるでしょう。
直面する課題
今回の調査では、54.5%の担当者が「費用対効果が曖昧」という課題を挙げています。また、41.4%は「コンバージョンなどの数値化が難しい」と感じていることがわかりました。さらに、「動画制作に時間がかかる」という意見も39.4%を占めました。これらの課題は、動画マーケティングを戦略的に運営する上での大きな障壁となっています。
数値化問題
コスト対効果や数値化に難しさを感じている企業の現状に関しては、「とりあえず動画をアップロードしている」という回答が51.4%に達したことも注目に値します。続いて、社内への成果報告の難しさが50%を超えるなど、企業内での動画マーケティングの位置づけが明確でない状況が伺えます。
効果の実感
興味深いことに、期待した成果が得られなかったと答えた人が46.5%に達しました。その主な理由は69.6%が「売上につながらない」と感じ、41.3%は「認知が取れない」という問題を抱えています。
課題への対策
このような実情から、69.7%の企業が視聴者の個人データを取得できる新たな動画チャネルが必要と感じているという結果が出ました。また、自社動画メディアを持つ必要があるとの回答も約7割に達しており、企業が自ら視聴データを活用するための方法を模索していることがわかります。
まとめ
動画マーケティングの評価が二極化している現状は、今後の戦略に影響を与えるかもしれません。視聴者のデータを適切に取得し分析するためには、独自の動画メディアの構築が一つの解決策となるでしょう。これにより、効果的な動画制作ができ、マーケティングの成果を最大化できる可能性が生まれます。今後の動画マーケティングの趨勢から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社CT
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- 東京都千代田区九段南1-5-6りそな九段ビル5F
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