メルカリ ハロが新機能を導入
株式会社メルカリが提供するスキマバイトサービス「メルカリ ハロ」が、従業員経験者(OBOG)を対象にした求人限定公開の新機能を2023年12月下旬より開始することを発表しました。この新たな機能により、事業者は過去に勤務したOBOGを「メルカリ ハロ」のクルーとして招待し、求人情報を限定的に公開できるようになります。
新機能の概要
このサービスは、OBOGとのつながりを深め、アルバイトやパート仕事の退職後も継続した関係を築くことが目的です。特に年末年始の繁忙期には、人手不足が深刻化しがちですが、最短即日で信頼できるOBOGとマッチングすることが可能になります。
1. OBOGを「メルカリ ハロ」に招待
事業者は過去に勤務していたOBOGを「メルカリ ハロ」のグループに招待でき、彼らは専用URLまたはQRコードを通じて参加可能です。これにより、お互いのニーズを念頭に置いた円滑な連絡が実現します。
2. 他店舗求人の限定公開
さらに、事業者は自店舗のみならず、同じ企業に属する他の店舗のクルーにも求人を限定して公開できるようになります。この機能により、急な欠員の補充や繁忙期のシフト調整がスムーズに行えるようになります。
背景と必要性
今日、人手不足は企業経営に対する大きな脅威となっています。特に年末には業界を問わず需要が高まり、労働市場が厳しくなります。メルカリが実施した調査では、73.5%の事業者が年収の壁関連で「働き控え」を経験し、その結果、85.2%が年末における人手不足を感じたと報告しています。このような背景から、OBOGの活用が重要な選択肢とされています。
事業者の声
「カラオケ館」を運営するB&V株式会社の河村統吾マネージャーと諸岡雄太店長は、OBOGが即戦力として働ける可能性を高く評価しています。特に繁忙期にはOBOGの業務理解が役立ち、安心して任せることができるとし、要請があれば最短その日から勤務できる点が大きな利点だとのことです。
メルカリの使命
メルカリは、「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というミッションを掲げています。「メルカリ ハロ」を通じ、働くことをより身近で気軽に感じられるようにし、個々の時間やスキルを価値として循環させることを目指しています。これからもより多くの選択肢を提供し、事業者とOBOGの双方に新しい可能性を広げていくことに注力していくことでしょう。
この新機能の導入により、メルカリ ハロは人手不足の解消に貢献し、働き手にとっても価値のある機会を提供し続けることが期待されています。