化学工学会第90年会が東京で開催決定!
日本を代表する化学系学術団体である公益社団法人化学工学会が、2025年3月12日(水)から14日(金)の期間に、東京理科大学葛飾キャンパスにて「化学工学会第90年会」を開催することが決まりました。このイベントは、化学工学分野における重要な集まりであり、参加者は約2000名を見込んでいます。
化学工学会の目的と意義
化学工学会は、80年以上にわたり化学と社会の架け橋となるべく、多くの活動を行っています。特に、カーボンニュートラルやCCUS(Carbon Capture, Utilization and Storage)、資源循環といった現在の社会が直面する重要な課題に対し、各界の研究者や技術者が集まり、解決策を模索します。
参加予定のプログラムには、350件を超える講演と、400件のポスター発表が含まれ、特別シンポジウムとして「2050年カーボンニュートラルへの道」や「SDGs達成に向けた札幌宣言の実行」など、時代のニーズに応じた多様なテーマが用意されているのが特長です。これにより、参加者は最新の知識や情報を得る機会を提供されます。
注目のシンポジウム
特に注目されるシンポジウムは、不織布の持続可能な資源循環や、生成AIを活用した化学産業の未来に焦点を当てた内容が組まれています。また、男女共同参画をテーマにしたダイバーシティフォーラムも設けられ、多様性の重要性が広く認知される場ともなっています。様々な分野の講師を迎えた講演が予定されており、今後の技術革新の鍵を握る議論が期待されます。
参加方法と料金
参加方法には、オンライン参加も可能で、一般公開シンポジウムは無料で聴講できるプログラムもあります。特に、化学工学会会員や学生会員に対しては、参加費が割引され、特典が多いことも魅力のひとつです。非会員でも参加が可能で、参加料金は33,000円(税込)。
参加希望の方は、1月28日から始まる申込み期間に申し込みを行う必要がありますので、早めの登録をお勧めします。
化学工学会の今後の展望
化学工学会は、社会の発展に寄与するため、地域産業との連携強化や教育機関との共同研究を進めています。今後も化学工学会は、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを続け、研究者や技術者のプラットフォームとして機能します。参加者同士のネットワーキングを通じて、新たなアイデアやビジネスチャンスが生まれることが期待されています。
このイベントは、未来の社会を形成する重要な一歩であり、化学工学の新たな可能性を探求する場として、多くの方々に参加していただきたいと考えています。ぜひこの機会を逃さず、両日程の講演にご参加ください。