日本の生協の代表的なトイレットペーパー「コアノン」は、1983年に初めて登場して以来、利用者から高い評価を受けてきました。この製品は、その名の通り紙芯を省いた設計で、従来のトイレットペーパーに比べゴミが少なく、エコフレンドリーなライフスタイルを実現しています。
2023年には、コアノンシリーズ全品が「コープサステナブルシリーズ」として新たなスタートを切ります。これは、環境保護に貢献するために、サステナブルな原材料を用いた製品に共通のロゴマークを付ける取り組みの一環です。
この新たな展開において、すでに「コアノン」内の2種がコープサステナブルシリーズとして位置付けられ、9月からはさらなる23品が追加される予定です。2025年には、全てのコアノン製品がこのシリーズに統合される見込みです。特に注目すべきは、エコマークを取得した再生紙を使用するという材料選びです。この変更は、消費者に支持され続けているエコ商品の進化を示しています。
また、この新シリーズに取り組む一環として、石油由来プラスチックの使用を減少させるため、植物由来ポリエチレン材料を10%使用する方針を打ち出しました。これにより、年間で約7トンの石油由来プラスチックの使用削減が見込まれています。この取り組みは、国や企業が求める環境負荷軽減の義務に応える形となります。
コアノンの誕生は、不要な紙芯を無くすことで、業務用トイレットペーパーの使い勝手を家庭でも享受できることを目指したものでした。環境への配慮だけでなく、使用の利便性からも多くの消費者の支持を集め、昨年には発売40周年を迎えました。特設サイトでは、この記念すべき歴史を振り返りつつ、製品の詳細を紹介しています。
一般的なトイレットペーパーと異なり、コアノンは紙芯が無いため、使用後のゴミが発生せず、より長く使えるという特性があります。さらに、100%リサイクルペーパーの使用により、巻きが長持ちし、袋のプラスチック廃棄物削減にも寄与しています。
コープサステナブルシリーズは、環境問題に取り組む姿勢だけでなく、消費者の生活を考慮した製品群です。2023年度の供給高は前年比113%を記録し、247の品番数が増加しました。このように、コープは今後も環境保護に努めながら、組合員の生活を支えていくことを目指しています。
今後、さらなる環境配慮型商品を展開する「コアノン」シリーズから目が離せません!