TISがMs.Engineerに出資し、女性IT人材の育成を促進
TIS株式会社は、インパクト投資の一環として、女性のためのエンジニア育成事業を手がけるMs.Engineer株式会社に出資したことを発表しました。これは、TISが行うコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)の第2弾となる出資案件であり、TISはこのプロジェクトを通じて、財務的リターンだけでなく、社会的課題の解決に寄与する「ソーシャルインパクト」を追求しています。
出資に至った背景と目的
近年、日本ではIT人材の不足が深刻な問題となっています。2030年までに最大79万人のIT人材が不足するとされ、さらに女性のIT人材比率は21%という低水準が続いています。加えて、女性の労働力人口のうち約半数は非正規雇用であり、男女間の賃金格差は24.2%と高止まりしています。このような状況の中、Ms.Engineerは女性専用のエンジニア育成プログラムを通じて、これらの課題解決に果敢に取り組んでいます。
Ms.Engineerの取り組み
Ms.Engineerは、厚生労働省と経済産業省から承認を受けた「オンラインブートキャンプ」を運営しており、参加者には技術専門職へのキャリアアップをサポートしています。このプログラムの修了者においては、転職後の年収が平均で約70万円も上昇しています。また、受講者の7割が地方の女性であるため、地域の人材育成を目的としたセミナーも定期的に開催しています。
TISの社会貢献へのコミットメント
TISが注力している社会課題は、「金融包摂」、「都市への集中と地方の衰退」、「低・脱炭素化」、「健康問題」です。今回の出資を通じて、このような社会課題を解決するだけでなく、地域活性化や新たな雇用創出も目指しています。具体的には、ITを駆使して地方の賃金格差をなくすことを掲げ、Ms.Engineerとの強固なパートナーシップを構築することで、持続可能な社会の実現に貢献していく考えです。
今後の展望
TISは今後、女性のリスキリングや地方のDX化を推進するため、Ms.Engineerと共同でセミナーを開催する計画です。これにより、女性のIT人材を育成し、エンジニア職に関する理解を深める機会を提供します。また、TISの地方拠点を活用し、地方自治体との連携も視野に入れていく方針です。
今後のTISのCVC活動については、次のURLから詳細をご覧いただけます。
CVC活動詳細
Ms.EngineerとTISについて
- - Ms.Engineer: 女性のためのエンジニア育成プログラムを運営し、ハイクラスのエンジニアを育てる。
- - TIS: 50年の実績をもつIT企業であり、3,000社以上のビジネスパートナーを持つ。
TISとMs.Engineerの連携は、日本のIT業界にとって大きな可能性を秘めた取り組みであり、これからの展開が非常に楽しみです。