国内のイマーシブシアターの先駆者として知られるダンスカンパニーDAZZLEが、新たな挑戦として、日本初のノンバーバル常設イマーシブエクスペリエンス「Anemoia Tokyo」の制作を発表しました。東京駅近辺に2024年10月オープン予定で、国内外問わず「その作品を見るために旅をする価値のある体験」を目指しています。
DAZZLEは、2017年から大型施設でのイマーシブシアター制作に取り組んでおり、「Venus of TOKYO」、「Lost in the pages」、「Unseen you」と、年間を通して複数の常設型イマーシブシアターを上演してきました。これらの作品は、ダンスとテクノロジーを融合させ、観客を物語の世界へと誘う革新的な作品として高く評価されています。
「Anemoia Tokyo」は、これまでのDAZZLE作品と同様に、日本の美意識を現代的な感性で解釈し、テクノロジーと共に再構築した作品になるとのことです。物語は、「東京駅の近くにある秘密の駅」を舞台に、生と死の狭間、神隠しの世界へと旅立つ人々の物語。観客は、列車に乗って、かつて別れた人や、失くしてしまったものがあるかもしれないその世界へと進んでいきます。
DAZZLEは、これまでインバウンド向けの対策にも力を入れており、「Lost in the pages」以降、インバウンド向けのチケットサイトを作成したり、多言語対応端末を導入したりすることで、海外からの観客にも作品を楽しめるようにしています。
「Anemoia Tokyo」は、東京の最新のアートとエンターテインメントの融合と言える作品で、国内外から注目を集めそうです。