ダイビル、全ビルでのCO2フリー電力導入を実現
株式会社商船三井のグループ会社であるダイビル株式会社が、国内外に保有する29のビルにおいてCO2フリー電力の導入を完了しました。この取り組みにより、同社は国際的な環境イニシアティブ「RE100」の要件を満たし、使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことが可能となりました。
CO2フリー電力導入の結果、ダイビルは年間で約3.2万トンのCO2排出量を削減する見込みです。この量は、一般家庭約1.9万世帯分に相当し、環境問題への大きな一歩となります。ダイビルの社長である丸山卓氏は、今回の取り組みがグループの経営計画「BLUE ACTION 2035」における重要な環境戦略の一環であると強調しています。
環境戦略としての位置付け
ダイビルは、経営環境が不安定な海運業界の中で、安定した収益が見込める非海運型事業の割合を高める方針を進めています。このような背景を踏まえ、環境への配慮をビジネスの基盤として築くことが、今後の持続可能な成長に不可欠であるとしています。ダイビルが推進するこの環境戦略は、社会のさまざまなニーズに応えるため、技術とサービスの進化を通じて具体化されていくでしょう。
グローバルな成長と地域への貢献
ダイビルが保有するオフィス・商業ビルの一つである「135 King Street」は、オーストラリア・シドニーの中心地区に位置しています。このビルもCO2フリー電力の対象に含まれ、国際的な環境基準に合わせた運営が行われています。
ダイビルは、これからも環境保全に努めながら、グローバルに展開する強靭な企業グループを目指していきます。この取り組みは、持続可能な社会の実現に向けての新たなモデルケースとしても注目され、他の企業にも良い影響を与えることでしょう。
まとめ
ダイビルは、CO2フリー電力を全ビルに導入することで、持続可能な未来に向けた重要なステップを踏み出しました。環境保全や社会のニーズに応えるため、今後もさらなる技術革新とサービス向上に挑戦していくことが期待されています。
詳細は
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