新電力会社の利用実態調査、顧客満足度と期待はどうか?
株式会社イードが展開するメディア「LiPro」は、新電力会社に関する利用実態や満足度、今後の期待をテーマにしたアンケート調査を実施しました。この調査では、487名の新電力会社利用者に対して、契約の理由や切り替え後の満足度などを detailedに分析しました。
調査概要
- - 調査期間:2025年6月24日~2025年7月4日
- - 調査対象:新電力会社利用者487名
- - 調査方法:「LiPro」読者によるインターネット調査
現在の契約状況
調査参加者が契約している新電力会社のトップは「auでんき」で、利用者数は68名(13.96%)となりました。それに続くのが「東京ガス」の67名(13.76%)で、両者は通信会社とガス会社が強みを持つ市場での競争を反映しています。さらに「楽天でんき」が56名(11.5%)、「大阪ガス」が45名(9.24%)、「ドコモでんき」が38名(7.80%)という結果が出ており、これらの会社はインフラとのセット割引が人気の理由と見受けられます。また「その他」に該当する新電力会社の利用者も83名(17.04%)を占めており、市場の多様性がうかがえます。
切り替え理由
新電力への切り替えに際し、最も多かった理由は「電気料金を安くしたかったから」で257名(52.77%)が該当しました。この結果から、利用者は経済性を求めていることがはっきりと示されています。次いで多かった理由は「ポイントを貯めたかったから」で95名(19.51%)、そして「ガスや通信とのセット割引を利用したかったから」が81名(16.63%)という結果です。こうしたデータから見えるのは、切り替えを行った利用者の多くが、コスト削減を最優先に考えているということです。
情報収集方法
切り替え前の情報収集源では、「電気料金比較サイト」が107名(21.97%)で最も多い結果となり、利用者はショッピングの際と同様に複数の情報を比較する傾向が強いことが証明されました。次に「電力会社の公式サイト」が89名(18.28%)、そして「口コミ・レビューサイト」が75名(15.40%)と続く結果が得られています。中には「営業・電話勧誘」によって切り替えを決定したという利用者もおり、このことは新電力各社のアプローチの多様性を示しています。
電力会社選択基準
選択時に最も重要視された項目は「電気料金の安さ」で234名(48.05%)がこれを挙げました。次に「ポイント還元率の高さ」が88名(18.07%)、「ガス・通信とのセット割引」が81名(16.63%)というデータが得られています。料金の安さが主要な選択基準であることが明白であり、各新電力会社に対する競争力が高まっていることが示唆されています。
満足度調査
新電力会社への切り替え後の満足度については、「期待以上、切り替えてよかった」が253名(51.95%)という高い評価を受けています。全体の過半数がポジティブな経験をしている一方で「変わらない/わからない」と答えた人も196名(40.25%)に上り、ここには切り替えの感触をまだ掴めていない層が存在すると考えられます。ネガティブな意見は38名(7.80%)と少ないため、新電力への切り替えは一定の成功を収めたと捉えることができるでしょう。
改善期待
新電力会社に今後期待することとしては、「より安い料金設定」が255名(52.36%)を占め、料金面でのさらなる改善が求められています。次いで「ポイント還元率の向上」74名(15.20%)や「料金体系のわかりやすさ」38名(7.80%)などの要望も寄せられています。ユーザーは安価に電力を利用したいという基本的なニーズに加え、付加価値も求めているようです。
今後の展望
新電力市場は競合が多彩化しており、顧客満足度を高めるためには料金設定の見直しやポイントシステムの強化など、さまざまな改善が求められています。「LiPro」は今後も新電力に関する情報を発信し、利用者の立場を考慮したサービスの見直しに貢献していきます。
詳細なデータや調査結果については、是非「LiPro」の公式サイトをご覧ください。