NEC、EV充電サービス認定
2025-06-11 11:32:26

NEC、国内初のEV充電サービスでOCPP 2.0.1認定取得を発表

NECが2025年5月、EV充電器とそのクラウド間の国際通信プロトコル仕様であるOpen Charge Point Protocol(OCPP)バージョン2.0.1について、国内メーカとして初めての認定を受けたことを発表しました。この認定は、NECの自社開発EV充電サービスに対してOpen Charge Alliance(OCA)から授与されました。

NECは2022年3月にOCPPバージョン1.6の認定を先行して取得しており、今般のOCPPバージョン2.0.1の認定取得により、その充電器のデータ管理機能が大幅に向上し、さらに高度なセキュリティ管理を実現しています。この新しい規格の取得は、EV充電インフラの進化に大きく寄与することが期待されています。

OCPPの重要性と背景


OCPPは、多くの海外製EV充電器に標準装備されており、サーバーからの遠隔操作による充電器の制御や監視を実現します。このプロトコルに準拠する充電器が接続可能となることで、充電サービスの利用可能性が広がります。政府が公共用EV充電器の拡充を進める中、国内のメーカーも競争力を維持するため、OCPPへの対応を急速に進めています。

OCPPバージョン2.0.1対応サービスのメリット


NECのEV充電サービスがOCPPバージョン2.0.1に準拠することで多くの利点があります。まず第一に、「接続可能な充電器の選択肢が広がります」。これにより、国内外の多様なOCPP準拠の充電器が接続可能となり、EV充電サービスに伴うコストの低減も期待できます。

第二に、「OCPP準拠充電器のフレキシブルな機能選択」が挙げられます。OCPPのプロファイルに基づいて、充電動作や設定の変更、遠隔でのファームウェア更新が可能となり、より柔軟なサービス展開が実現します。

第三に、「信頼性の高い充電管理システムの構築」が可能です。OCPPバージョン2.0.1では、充電時の詳細なデータ連携や高度なセキュリティ機能が強化されており、これを活用することで、より信頼性の高い充電管理システムを構築できます。

将来への展望


今後、NECはOCPPバージョン2.0.1に準拠した充電器との接続試験を実施し、多様な充電インフラ環境での相互運用性を検証する予定です。新たな規定に対応することで、持続可能な社会の実現とEVの普及に向けた強固なインフラ構築へと貢献していくとしています。

この分野でのNECの取り組みは、業界全体におけるEV充電サービスの質を高めることが期待されており、今後も注目が集まることでしょう。

詳しい情報やお問い合わせは、NECの公式サイトをご覧ください。

NEC公式サイト


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会社情報

会社名
日本電気株式会社
住所
東京都港区芝5丁目7-1
電話番号

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