未来のIoT通信に期待!5G RedCap対応USBドングル
株式会社ネクスがこの度、AIとIoT用途に特化した5G RedCap対応USBドングル型データ端末の評価用サンプルを発表しました。発売は2025年11月以降を予定しており、通信業界やIoTビジネスに新たな風をもたらすことが期待されています。
5G RedCapとは何か?
5G RedCapは、従来の4G LTEと従来の5Gの間に位置する新たな通信規格です。この規格は、高速通信を必要としないIoTデバイスやM2M通信に最適化されており、製品のコスト、消費電力、サイズを改善した点が特徴です。これにより、IoTやM2Mの利用が多いローカル5Gにおいても、導入がスムーズに進むことが期待されています。
現在のIoT市場の課題
これまでの5G規格は、その高い性能とコストがあまりにもオーバースペックであったため、特にIoT用途では導入が遅れていました。この背景には、需要の多い分野でのコスト対効果が薄かったことが挙げられます。したがって、5G RedCapは新たな可能性を秘めた通信規格として注目されています。
ネクスの実績
ネクスは、2014年からモバイルコンピューティングやM2M/IoTサービスの分野で累計約60万台という実績を持っています。今後は5G RedCapを通じてAIを活用したIoT製品に新たな需要を創出し、業界の成長を加速させることを目指しています。
5G RedCap USBドングルのユースケース
ABIリサーチの調査によると、2024年から2029年にかけて国内外で5G RedCap対応のIoTモジュールの出荷数が驚異的に増加し、8,000万台に達することが予想されています。この成長は、IoTデバイスや活用シーンの多様化を伴っており、特に通信事業者のビジネスにおけるIoTの比率を高めることでしょう。
発売スケジュールと今後の展望
評価用サンプルの提供は2025年8月以降を予定しており、ユーザーからのフィードバックを受けながら製品開発が進められます。また、実際の商用販売は2025年11月以降を予定。これにより、株式会社ネクスは新しいIoT需要を生み出し、さらなるビジネスチャンスを狙っていくとしています。
会社概要
株式会社ネクスは、岩手県花巻市に本社を構え、各種無線方式を利用した通信機器の開発・販売を行っています。代表取締役社長の大内英史氏のもと、新しい技術の導入と万全なサポート体制を整えています。詳細については
公式サイトをご覧ください。
5G RedCap対応のUSBドングルが、どのようにAI/IoTの未来を切り開くのか、期待が高まるばかりです。