B-EN-Gとファーストアカウンティングの提携について
協業の発表
2024年12月9日、ビジネスエンジニアリング株式会社(以下、B-EN-G)とファーストアカウンティング株式会社(以下、ファーストアカウンティング)がパートナー契約を締結したことを発表しました。この提携により、両社はお互いが持つ専門知識と製品技術を駆使し、企業の購買業務の効率化とデータの活用を推進することを目指します。
業務の背景と課題
近年、企業の購買業務においてデジタル化が進む中でも、実際には取引先から届く紙の請求書などが多く、業務の手間やミスを引き起こしています。特に、システムへの手入力の際には、作業の負担が大きく、処理の遅延が生じるリスクも伴います。これに対処するため、B-EN-Gは経理業務に特化したAI開発を進め、ファーストアカウンティングはOCR技術に強みを持っており、両社はこの分野での協力が求められています。
各社の強みと今後の方向性
B-EN-Gは1991年から日本初のSAPパートナーとして、多様なERPシステムの導入における豊富な実績を誇ります。特にSAP Aribaなどの導入においては業界でも高い評価を受けています。一方、ファーストアカウンティングが展開する「Remota」は経理業務特化型のAIを使用したクラウドサービスであり、今年7月にはSAP Storeに登録され、多くのSAPユーザーへのサービス提供が加速しています。
今回のパートナーシップの下、両社はB-EN-Gのコンサルティング力とファーストアカウンティングの技術力を融合し、業務の効率化を実現するために連携開発を進めます。特に「Remota」と「SAP Ariba」のシームレスな連携を重要な第一歩として位置づけています。
各社のコメント
B-EN-Gの代表から
B-EN-Gは今回の協業について、ファーストアカウンティングの技術力を誇るパートナーと共に、SAP Aribaの利用促進と新たな価値創出を支援することに大きな期待を寄せています。常務取締役の中野敦士氏は、「この度の協業によって、お客様のDX推進をサポートすることを目指します」と語っています。
ファーストアカウンティングの代表の見解
ファーストアカウンティングの森啓太郎社長は、B-EN-Gとのパートナーシップが実現したことを大変光栄に思い、これを契機にこれまで以上に多くの企業に技術を届けられると確信しています。「今後、AI技術をさらに磨き上げ、多くの企業様に向けたサービス提供を強化していきます」とのことです。
企業紹介
ファーストアカウンティング株式会社
ファーストアカウンティングは、AIを駆使した法人向けの業務効率化サービスを展開しており、業界内でも注目されています。最新技術の研究と論文発表を行い、多くの企業に対してその技術を活用したサービスを提供しています。
ビジネスエンジニアリング株式会社
B-EN-Gは製造業を中心にデジタル変革をITで支援し、多様な分野でサービスを展開しています。自社開発のパッケージ「mcframe」などを利用して経営課題を解決し、海外にも展開している企業です。
まとめ
B-EN-Gとファーストアカウンティングの提携は、企業の購買業務のデジタル化に向けた前進を意味します。この協業によって、多くの企業が業務の効率化を実現し、新しい価値を創出することが期待されます。