ソシオネクストが目指す企業の人的資本最大化への新戦略

ソシオネクストが挑戦する人的資本の最大化

ソシオネクスト株式会社は、社員のエンゲージメントと生産性を向上させるため、人的資本の最大化に取り組んでいます。企業が持続的に成長するためには、社員一人ひとりの成長が不可欠であり、そのための環境整備を進めています。これまでの取り組みをさらに進化させるため、同社は新たにいくつかの施策を発表しました。

1. 新卒初任給の引き上げ

若手社員が安心してキャリアをスタートできるように、ソシオネクストは新卒初任給を引き上げました。この施策は、「継続的な人への投資」をテーマにしており、修士卒の初任給が32万円、大学卒が30万円、高専卒が22万5千円、高校卒が20万円になります。新卒初任給の引き上げと共に、現在働いている社員の報酬水準も改善し、全体の待遇を向上させる動きが続いています。

2. 昇給・昇格の柔軟な実施

社員の成長を支援するため、昇給や昇格の時期を年に一回から随時に変更することとしました。これにより、優秀な社員は早期にキャリアアップの機会を得られるようになり、企業全体の活性化が期待されています。この柔軟な制度により、社員のモチベーションも向上し、会社のパフォーマンス向上に寄与すると考えられています。

3. 奨学金返還支援制度の導入

奨学金を抱える社員の経済的な負担を軽減するため、本制度を導入します。条件を満たした社員に対して、最長10年間、年間最大10万円を支援します。これにより、働く若手社員が抱える経済的なプレッシャーを和らげ、業務に集中できる環境を整えることを目指しています。また、人材定着率を向上させるための効果も期待されています。

4. 健康経営への取り組み

ソシオネクストは、社員が心身ともに健康で働ける環境作りも重視しています。「健康づくり」を経営戦略の一環とし、2024年12月には「健康経営方針の策定」と「社内推進体制の確立」を目指しています。この取り組みにより、早期の「健康経営優良法人」認定を目指し、社員の健康を重視した職場環境を整備することを通じて、企業価値を向上させる狙いがあります。