加賀依緑園の工芸展
2025-10-08 14:19:07

秋の風物詩を楽しむ加賀依緑園の月替わり工芸展

秋の美に触れる月替わり工芸展



石川県加賀市に位置する文化観光施設『加賀依緑園』では、地元作家による月替わりの工芸展が開催されており、秋の季節にぴったりの作品が並んでいます。現在は九谷焼作家の工藤完子氏による個展『-女神たち-』が開催中で、2025年11月5日(水)まで楽しむことができます。オブジェや花器、茶道具など約40点の作品が展示され、女性像や物語性を感じさせる魅力的な作品が織りなす世界を堪能できます。
さらに、11月7日(金)からは金沢市を拠点に活躍するガラス作家、塚原梢氏の個展『塚原梢展』がスタートします。この展示では、「ガラス胎七宝」という技法を用いた約40〜50点の作品が予定されており、透明感と繊細な銀線模様が融合した美しさを堪能することができます。

現在開催中の工藤完子展



工藤完子氏は石川県小松市を拠点に活動している九谷焼作家で、長年にわたる素地師としての経験を基に独自の世界観を生み出しています。彼女は、映画や小説からインスピレーションを受けた作品を作り出し、東の文化や背景も表現しています。今回の展覧会では、オブジェや花器、酒器、ポット、カップなど、多彩な作品が並び、見る人々を引き込んでいます。彼女の作品は、素材としての九谷焼の可能性を追求し、色鮮やかでありながらも繊細なタッチが印象的です。
ここで展示されている作品の数々は、工藤氏自身の言葉を借りれば、「映画や小説の一シーンを切り取ったような」と語るように、作品一つひとつに物語を感じさせます。

次なる展覧会・塚原梢展



続いて開催される塚原梢氏の個展は、11月7日(金)から12月7日(日)までの予定です。彼女は、ガラスに有線七宝を施す技法で、美しい作品を生み出しています。淡い色合いと透明感が特徴で、大小さまざまな器からアクセサリーまで幅広いジャンルに挑戦しています。自然をモチーフにした模様が特徴の彼女の作品は、観る人に豊かな感情を呼び起こします。また、彼女は自身の経験から、「ガラスの透明感や色彩の鮮やかさはそれぞれの素材の良さを引き出す」と語っており、作品に込めた思いを感じることができます。

文化と歴史が息づく加賀依緑園



加賀依緑園は、独特の美観と共に文化と歴史を体験できる場所です。明治時代に建てられたこの歴史的建築は、当時の格式が感じられる貴重な空間で、昭和天皇が使用した食器などの資料も展示されています。周囲には美しい庭園や茶室もあり、心を癒すひとときを提供しています。加賀依緑園へのアクセスは、北陸新幹線の敦賀延伸によって向上しており、地域の新たな観光拠点として多くの人に親しまれています。

10月の特別イベント



さらに、石川県民を対象とした入館無料デーや和装特典も設けられており、特に10月19日の「いしかわ文化の日」には、県民が無料で入館できる特別な日です。また、10月12日(日)〜18日(土)の「KIMONO週間」に和装で訪れると、入館料が半額になる特典も用意されています。これは加賀依緑園の長い秋景色を一層楽しむ機会で、来園者にとっては嬉しいサービスです。

時代を超えた美しさが存分に楽しめる『加賀依緑園』。一度訪れて、その魅力を直に体感してみてはいかがでしょうか。皆様のご来園を心よりお待ちしております。


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会社情報

会社名
株式会社リナシェンテ
住所
電話番号

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