レノボのESGプロジェクト
2022-01-18 11:00:46
レノボが発表した「#隠れESGを探せ」プロジェクトの展開と関心の高まり
ESGの理解不足が浮き彫りに
近年、企業の社会的責任として注目されるESG(環境・社会・ガバナンス)ですが、その理解度と取り組み実態には大きなギャップが存在しています。レノボが実施した調査では、経営者の70%が自社でのESGに取り組むことの難しさを感じていると回答しました。この結果は、多くの企業がESGの重要性を認識しつつも、実際に何をどう進めれば良いのか分からない苦悩を抱えていることを示しています。
「#隠れESGを探せ」プロジェクト始動
こうした背景を受け、レノボが2021年12月に始動したのが「#隠れESGを探せ」プロジェクトです。このプロジェクトでは、日常生活の中に潜んでいる小さなESGアクションを「隠れESG」と称し、それらを可視化することで、ESGへの理解を深めることを目的としています。例えば、節水や節電といった身近な行動がESGの一環であることを認識してもらうことが大切です。
調査結果と企業動向
プロジェクトの背景には、全国の働く男女を対象とした調査があり、60%がESGの名称すら知らないという結果もありました。この現状を打破するために、レノボは朝日新聞やYouTubeを通じた広告展開を行い、ESGアクションを募るキャンペーンも実施中です。
企業の賛同とESGへの期待
「#隠れESGを探せ」プロジェクトには、アステリアやメルカリ、NECなど20社が賛同しています。これらの企業はそれぞれESGへの取り組みを進めており、賛同の理由や具体的なアクションについても公表しています。賛同企業の皆さんと共に、この輪を広げ、日本全体のESG推進につながればとレノボのCMOリュウ・シーチャウ氏は話します。
レノボの取り組み
レノボ自身もさまざまなESG施策を展開しています。たとえば、独自技術の水冷サーバーを使用することで消費電力を削減したり、竹素材をパッケージに用いることで輸送コストの削減を目指す取り組みが挙げられます。
さらに、ダイバーシティの推進にも力を入れ、女性役員の割合を2025年までに27%に引き上げる目標を設定しております。これにより、企業内部からの変革を進めつつ、持続可能な社会の実現に貢献していこうとしています。
結論
ESGに関する取り組みは今や避けて通れない課題となっています。レノボの「#隠れESGを探せ」プロジェクトはその第一歩です。企業が自身の課題を理解し、実行可能なアクションを模索する中で、日本全体のESGの意識向上を目指すことが期待されています。今後もこの取り組みが広がることに注目です。
会社情報
- 会社名
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レノボ・ジャパン合同会社
- 住所
- 東京都千代田区外神田秋葉原UDX 北ウイング10階
- 電話番号
-
0120-030-984