IBMとキリンの新プロジェクト
2024-08-02 13:25:57

日本IBMとキリンビールが推進する新たなサプライチェーンの可視化プロジェクト

日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、キリンビール株式会社(以下、キリン)と共に、新たな社会貢献活動として「氷結®mottainaiプロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、ブロックチェーン技術を活用し、製造プロセスや流通過程の透明性を高めることを目的としています。特に、キリンが今年5月に発売した「キリン 氷結®mottainai 浜なし」における取り組みが注目されています。

この新シリーズでは、見た目の問題で市場に出回らない果実を活用し、フードロスを削減することを狙っています。製品が販売されるたびに、1本につき1円が果実農家へ寄付される仕組みも採用されており、農業支援にもつながる取り組みとなっています。

日本IBMは、「氷結®mottainai」シリーズの製造にあたり、サプライチェーンの透明化に向けたトレーサビリティー・プラットフォームを構築しました。IBM Supply Chain Intelligence Suiteの一部であるIBM Blockchain Transparent Supplyが用いられており、果実の生産者から企業までの情報をブロックチェーン上で可視化することが可能です。これにより、運搬に伴う温室効果ガス(GHG)排出量や再生可能エネルギーの調達情報も記録され、サステナビリティに関するデータが一元的に管理されます。

現在、キリンはこのブロックチェーン上の情報を活用し、消費者が農家を直接支援できる仕組みの実現を目指しています。これにより、果実農家の活動やフードロス削減に向けた取り組みをより明確に伝えることができるようになります。

今後、日本IBMは、これまでに培った知見と最新技術を駆使し、キリンをはじめとした日本の飲料業界において、サステナビリティの取り組みを一層加速させていく方針です。これらの取り組みは、単に利益追求のみならず、社会や環境に対する責任を果たすことを目指しています。

ブロックチェーン技術の導入によるサプライチェーンの可視化は、持続可能な未来を築くための重要なステップであり、今後の展開に期待が寄せられています。日本IBMは、この先進的な取り組みを通じて、製造業におけるサステナビリティの新たなスタンダードを確立することを目指しています。


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会社情報

会社名
日本アイ・ビー・エム株式会社
住所
東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
電話番号
03-6667-1111

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