越境ECの新潮流
2024-09-17 13:42:59

越境ECが変える日本市場の風景と最新トレンドについて

越境ECが変える日本市場の風景と最新トレンドについて



日本の越境EC市場が急速に成長しています。日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2024年7月には訪日外国人客数が前年同月比で41.9%増の329万2,500人に達し、これまでの累計も過去最速で2000万人を超えるというデータが発表されています。この急増したインバウンド需要を背景に、ZenGroup株式会社は日本の商品を世界中に届けるため、越境ECのトータル支援を行っています。

越境EC市場の現状と背景



越境ECの市場は、円安による価格競争力の向上や、日本商品の高い品質に対する信頼の増加が相まって、海外での需要が増大しています。具体的なデータに基づくと、2023年7月から2024年6月までの期間に購入された商品を対象とした平均購入単価は7360円で、前年同期比で増加しました。この上昇の一因として、円安が考えられます。

人気商品と購買傾向



越境ECを通じて最も人気のある商品カテゴリーは「プラスチックフィギュア」です。続いて、トレーディングカードやぬいぐるみなど、日本のアニメ、漫画、ゲーム関連の商品が挙げられます。これらの商品は、コレクターやファンの間で高い需要があり、世界中で日本のポップカルチャーが広く受け入れられていることを示しています。

特に、メキシコでは人形やドールハウス、ウクライナでは釣り用品が人気のようです。各国の文化や消費者嗜好の違いが、どのように商品カテゴリーに影響を与えているかが明らかとなります。

中古品市場の成長



出荷商品における中古品の割合は74.2%を占めており、海外での「ユーズドインジャパン」という考え方が浸透しています。日本人が使用していた中古品は、品質や安心感から海外で高い需要を生んでいます。

国・地域別の需要状況



出荷国の上位には、アメリカが18.2%を占め、次いでメキシコ(9.9%)、ウクライナ(6.8%)が続きます。また、『日本商品』の需要は、2024年6月までに175の国と地域に拡大しています。

送料と消費者行動



荷物1個あたりの平均送料は、2016年の4081円から2024年には7692円へと約1.9倍に増加しており、原因は国際物流コストの上昇や人手不足です。この送料の上昇は、消費者の購入に対する躊躇へとつながる可能性があり、販売戦略にも影響を与えています。

ユーザー数の拡大



2023年7月から2024年6月にかけて新たに414,039人のユーザーが登録し、アメリカ合衆国からの登録者が最多の11.4%を占めています。他にはサウジアラビア(5.9%)、ブラジル(5.8%)が続き、国際的なユーザー基盤が形成されています。

アクセスデバイスの多様性



越境EC市場では、モバイルユーザーが75.4%、デスクトップユーザーが22.2%を占めており、国による使用環境が異なることが分かります。特にインドではモバイルが圧倒的に主流ですが、アメリカや中国ではデスクトップ利用も見られます。

新興言語の需要



最近では、韓国語、ポーランド語、トルコ語の売上成長が顕著で、特に韓国語が最も高い成長率を示しています。また、戦争の影響から回復中のウクライナ語も、新たな市場の動向を示しています。

支払い手段の変化



越境ECにおける決済手段は多様化し、Stripeが64.16%のシェアを占める一方で、PayPalも27.88%のシェアを持っています。最新の動きとして、Wiseも人気を集めており、取引額は毎月平均して2%の成長を示しています。

ZenGroupの取り組み



ZenGroupでは、2014年から始まった越境EC支援事業を通じて、海外向け購入代行サービス「ZenMarket」やサブスクリプションサービス「ZenPop」、越境ECモール「ZenPlus」など、さまざまなプラットフォームを展開中です。企業が効果的に越境EC市場に参入できるよう、広範囲にわたるサポートを行っています。このような取り組みにより、日本の商品が一層、世界中の消費者に届くことを目指しています。


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会社情報

会社名
ZenGroup株式会社
住所
大阪府大阪市中央区瓦町1丁目7-7大阪堺筋Lタワー
電話番号
06-4560-4070

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