国際電気とサイエンスアーツが新たな通信基盤を提供
バディコムアプライアンスサーバーの概要
株式会社国際電気と株式会社サイエンスアーツの提携が新しい通信基盤を生み出しました。このたび、両社は「Buddycomアプライアンスサーバー」の販売を開始することを発表しました。この製品は、特に製造業やインフラ業界において、音声・テキストコミュニケーションの安全性、即時性、安定性を提供することに重点が置かれています。
近年、デジタルトランスフォーメーションの進展により、製造業やインフラ分野での業務用通信のニーズが高まっています。従来のPHSや無線機では弾力的な拡張性や遠隔地との連携が難しいため、よりセキュアで安定したオンプレミス環境が求められるようになりました。
Buddycomアプライアンスサーバーの特長
Buddycomアプライアンスサーバーは、特別な知識を必要とせずに運用・管理が可能です。あらかじめBuddycom On-Premisesがインストールされた状態で提供され、簡単にセットアップができます。これにより迅速にオンプレミスでBuddycomを利用できる環境が整います。
このサーバーは、国際電気の提供するローカル5Gなどの閉域通信網と組み合わせることで高セキュアな通信を実現します。以下の特徴があります。
- - ローカル5G対応:インターネットや公衆網を介さない安定した運用を実現。
- - 高耐久アプライアンスサーバーの採用:信頼性の高いハードウェアにより長期間の安定運用を可能に。
- - エッジコンピューティング、各種API対応:リアルタイム音声解析やAIとの連携が可能。
- - 低遅延・高音質通信:クラウドモデルに比べ通信の安定性が向上。
- - 高セキュリティ設計:閉域網による情報漏洩リスクの最小化。
これらの特長により、工場やプラント、発電所など、ミッションクリティカルな現場での迅速な意思決定を支援します。
未来に向けた展望
今回のパートナーシップにより、Buddycomのオンプレミス版が製造業やインフラ管理業務において重要なコミュニケーションツールとして広がっていくことが期待されます。国際電気とサイエンスアーツは、音声コミュニケーションの進化を通じて、フロントラインワーカーのDXを推進していく方針です。
‘Buddycom’は、AIを活用したデジタルアシスタントとともに、音声だけでなくテキストや画像、動画、位置情報など、さまざまな情報を活用できるライブコミュニケーションプラットフォームです。このサービスは、1,200社以上の様々な業界で活用されており、フェスティバル、建設、流通などの現場でスムーズなコミュニケーションが可能となります。
両社の挑戦が、より良い通信環境とフロントラインワーカーの未来を描くことでしょう。今後のさらなる発展が楽しみです。