PFNが提供を開始した新しい生成AIと翻訳機能
株式会社Preferred Networks(PFN)が、自社開発の生成AI基盤モデル「PLaMo™」の最新機種PLaMo 2.2 Primeと日本語翻訳に特化した「PLaMo翻訳」を、世界中で12,000社以上が利用するAIデータクラウド「Snowflake」上で正式に提供開始した。
PLaMoとSnowflakeの連携
Snowflakeは、ストレージと計算資源を分離した独自のアーキテクチャを特徴としており、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureといった主要クラウドサービスと連携したマルチクラウド環境を提供している。この環境により、多くの企業は重要な業務データを安全に一元管理し、必要に応じてGPUなどのリソースを柔軟に拡張することが可能となる。
PFNの最新モデル、PLaMo 2.2 Primeの利用料金は1時間あたり1.49ドルで、初めの30日間はモデル利用料が無料という嬉しい特典もある。また、PLaMo翻訳は1時間あたり2.99ドルとなり、こちらも同様に初月は無料で利用可能だ。
高品質な翻訳機能
PLaMo翻訳は、日英・英日翻訳に加えて、用語集の作成や文脈に応じた翻訳を行うことができる高度な機能を搭載している。これにより、業界特有の用語や業務文脈が反映された高品質な翻訳が実現し、企業のグローバルな情報共有や文書管理が一段と効率化される。特に、国内情報やデータの海外市場への販売促進にも寄与することが期待される。
日本企業の競争力を強化
PFNは、今後もPLaMoシリーズを活用し、分析、生成、翻訳といった多様な機能を一貫してSnowflake上で展開することで、日本企業が国産の生成AIを安心して業務に取り入れられる選択肢を拡大していく。その結果、日本企業の競争力の強化に貢献する方針だ。
PLaMoの背景と将来展望
PLaMoは、PFNがフルスクラッチで開発した国産の生成AI基盤モデルであり、そのアーキテクチャや学習過程は国内で完結している。日本語に特化したデータセットを活用することで、高い性能と透明性を誇り、特に和訳においては長文でも自然で流暢な文章を生成することができる。これまでのブラウザ翻訳やデスクトップアプリに加え、セキュリティ性の高いクラウド環境でも利用が可能で、企業のニーズに応じた様々な形態で提供される。
会社概要
株式会社Preferred Networksは2014年に設立され、「現実世界を計算可能にし、共に未来を創り出す」という理念のもと、スーパーコンピュータや半導体、生成AIなど、AI技術の多岐に渡るバリューチェーンを垂直統合し、様々な産業に応じたプロダクトとソリューションを開発してきた。これからもAIプロセッサーおよびクラウドサービスを展開し、企業のニーズに応じた新たな価値を提供し続けることだろう。