オールドプルトニーが贈る歴史的なウイスキー「Polaris」
蒸溜所の歴史を塗り替えるような47年熟成のシングルモルトウイスキー「Polaris」。この特別なウイスキーは、スコットランドの最北端、ウィックという港町にあるオールドプルトニーから誕生しました。200年にわたる海との深いつながりと、その過程で育まれた独自の「海のモルト」が生み出した、その名も「北極星」に相応しい作品です。2025年10月には、約束されたチャリティオークションで初めてそのベールが脱がれます。
深い意味を持つ名前「Polaris」
「Polaris」は、北極星を意味し、変わらぬ輝きを持つ存在として、新たな航海への指針を示すものです。このウイスキーは、これまでに作られたものの中で唯一無二の作品であり、二度と造られることはありません。47年間の長い熟成期間を経て、ついにこの作品が形を持つに至ったのです。
海の影響を受けたアートピース
ポラリスは、ウィック近郊の険しい断崖と北海の波の影響を受けて形作られました。地域の職人たちがチームを組み、ウイスキーの物語を体現するアートピースとして仕上げました。特にボトルは、テインのガラス工房「グラスストーム」によって作られた手吹きの青色ガラス。その表面には波のうねりを彷彿とさせる彫刻が施され、光を受けるたびに美しく輝きます。また、外装にはノースストーン社によるケイスネススレートが使用されています。このスレートは、地元の自然の象徴とも言えるもので、ウイスキーと地域を強く結びつけています。さらに、地元のジュエラーによる銅と銀の装飾が施されており、台座には実際に蒸溜所で使用されたポットスチルから取り出した銅板が秘められています。これにより、オールドプルトニーの歴史とその魂が一つの形となっていることが感じられます。
味わい深い47年間の結晶
「Polaris」は、アメリカンオークのバーボン樽で42年間熟成した後、スペインオークのファーストフィル・シェリーバットでさらに7年間熟成されています。アルコール度数は43.6%、深々としたマホガニー色が特徴です。香りは海風やバニラ、甘いシナモンペストリーの香りが心地よく、スコットランドの伝統菓子である「タブレット」やダークチョコレートとのハーモニーを楽しむことができます。口に含むと、熟した果実とスパイスの絶妙なコンビネーションが広がり、柔らかな塩味が後を引くように続きます。このウイスキーはまさに、飲み手を魅了する一杯です。
評価を得た極上の一滴
ウイスキー評論家のデイブ・ブルーム氏は、ポラリスの風味表現を「断崖を吹き抜ける風」と表現し、他のライターたちもその贅沢さを絶賛しています。彼らは、このウイスキーが海と大地の恵みを融合させた逸品であり、長い余韻を楽しめることに大いに感動しています。一方、オールドプルトニーの蒸溜所マネージャー、マルコム・ウェアリング氏は次のように言います。「ポラリスは、私たちの海洋性キャラクターの真髄を表現する唯一無二のウイスキーです。私たちの歴史と未来を結びつけるシンボルです。」
チャリティオークションの詳細
「Polaris」の披露は、2025年10月10日にスコットランド・エディンバラ近郊のホープトンハウスで行われる「ディスティラーズ・ワン・オブ・ワン」チャリティオークションにて行われます。このイベントでは、1.5リットルのボトルとともに100mlの試飲サンプルが提供され、落札金額はディスティラーズ・チャリティやユースアクション基金に寄付されます。参加方法は事前に登録が必要ですが、オンラインでも参加可能です。詳細は公式サイトを確認してください。
公式サイト
オールドプルトニーの物語
オールドプルトニーは、海と潮によって育まれてきた特別なウイスキーを生み出してきました。受賞歴のある「ハーバー」「12年」「ハダート」「15年」「18年」「25年」などのラインナップは、多くの評価を得ており、国際的なコンペティションでも高い評価を受けています。日本では、三陽物産株式会社が輸入販売を行っています。詳細は
オールドプルトニーの公式サイトをご覧ください。